結論
これはこの物語の最終回です。皆さんが楽しんでくれたら嬉しいです。
──結局のところ、私は何もわかっていない。
存在の意味も、
生の目的も、
ましてや自分という存在そのものの輪郭すら、
指先から砂のように零れ落ちていく。
こんな結論でいいはずがない。
いいはずがないのだ。
しかし、どう足掻いても、私には理解できない。
理解しようとするたび、頭の奥で何かが軋み、砕け、暗闇が怒号のように押し寄せてくる。
まるでダサい冗談だ。
人生そのものが、私を嗤うためだけに仕組まれた悪ふざけだとでもいうのか。
(何の意味がある?)
(私はなぜ、ここにいる?)
(誰が、何のために、私を生み落とした?)
答えはどこにもない。
空を裂いても、地を蹴り砕いても、沈黙だけが返ってくる。
──いや、もうそんなことを考えている暇などない。
耳の奥で、地響きのような足音が迫ってくる。
壁が震えている。
私を探している連中が、すぐそこまで来ているのだ。
逃げなければ。
ここに留まれば、終わる。
この無意味で、空虚で、滑稽な人生の戯曲を閉じる前に、
私は飲み込まれてしまう。
書き終える時間は、もうない。
ペン先が震え、紙が汗で濡れ、視界が揺れる。
──これが私の結論だ。
──私は何も知らない。
──そして、もう終わりが来る。
……行かなければ。
奴らが来る。
以上だ。
終わり。
このエピソードを楽しんでくれたら嬉しいです。この物語を最初から最後まで見てくれた皆さんに感謝します。皆さんのおかげで、作家になるという私の夢は実現できると信じさせてくれました。本当に感謝しています。




