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タイトル未定2025/01/01 12:48

先ずもって夢遊病を持っている方を貶めようと思って作ったものでは、ありません。[夢遊病を持っている人は、機械を触れる可能性が有る]というネット情報を下にした空想、妄想からの完全なる創作小説です。しかし、気分を悪くさせてしまう可能性も有りますので、予めご了承ください。

私は、麦味噌という名前で小説家に舞い戻ろうとしている者です。小説家になろうで好きな小説を書いていたら、何の因果か「闇市 観覧車」が小説家になろう大賞になり、書籍化された。その後は、小説書いて応募するも鳴かず飛ばずになり、一発屋の芸人みたいな状態になった。今は、コンビニアルバイトで生計を立てている。

 私は、昔から夢遊病を抱えて治療にも行っており、症状は落ち着いていると思っていた。初めて彼氏が出来るまでは...

コンビニアルバイトも慣れて来た頃、同い年の新人が入って来た。気さくで物腰も柔らかい感じの良い男性K君だった。K君が19時上がりの日、歓迎飲み会が有った。自己紹介する際、「ちなみに、彼女募集中でーす」と確かに言っていた。2人でバイトに入った帰りにK君から、「あそこのバイト入った時に◯◯ちゃん(私)に一目惚れしました。付き合って下さい。」と言われた。

 私もK君が気になりつつ、なかなか告白出来ずに居たから、二つ返事でオッケーした。しかし、告白された翌日から小説を書く為の資料としている本や漫画が床に散乱していたり、PCが立ち上がったままだったりというのが増えた。また夢遊病発症かと思い、昔使っていた古い暗視カメラを押し入れから引っ張り出して本棚の中程に設置した。ココなら、PCの辺りまで狙えるから。

 少しの不安と解決する安心感で眠りに落ちた。

 翌日、部屋の見た目は、昨日寝る前と一緒だった。ホッとしつつも暗視カメラを見ないと不安は、拭えない。暗視カメラは、夜中3時までは、何も変わらなかった。しかし、3時半になって人影が現れた。私だった。私は、真っ直ぐにPCデスクに向かい、何かをしていた。そして、時間を気にするように時計を見やり、5分程でPCから離れた。

 気になった私は、翌日のバイトを腹痛という仮病で休み、PCの隅から隅まで変化が無いか確認した。そしたら、小説家になろうのマイアカウントに見覚えないタイトルの「私へ」という短編小説が投稿されていた。「コレ、自作自演じゃないの?」と一件のコメントが付いていた。本文を読んでみると[K君は、止めなさい。]とそれだけだった。作品を消して気にしないでいた。それが毎日続いて、読み手も飽きたのかコメントも無くなった。

 彼の前で夢遊病が出るのが怖かったから、彼氏を泊めたくなかったが...

「2人っきりで飲みたい」というので、飲んだフリ、夜一緒に寝るフリをしてやり過ごす事にした。しかし、睡魔に勝てず2時くらいに寝てしまった。翌日の朝、先に目覚めたK君に「夜中、3時くらいかな...トイレ行きたくなって、うろうろしていたの。そしたら、隣の部屋から電気漏れていてさ。夜中まで起きてPCやっていたの?」と言われた。私は、「書き途中の小説が有ったの」とはぐらかしたが、めっちゃ動揺した。彼は、「友だちと約束あるから、また今度な」と帰って行った。

 バイトが休みだったが、気になって仕方なくなり早起きをして、PCを開いてみた。PCは、立ち上がったままだった。あーそう言えば、彼が夜中にトイレに起きたって言っていたな。そこで夢遊病の私なりに考えて、必死に何かを隠したんだろう。

 何故か胸騒ぎがして小説家になろうのマイアカウントに行ってみた。また「私へ」というタイトルの小説が投稿されていた。本文には、[とうとう浮気の証拠を掴み、自分のスマホでスクショした。確認して欲しい。]と有った。コメントには、「自作自演も最終局面ですかな?w」と沢山の失笑が並んでいた。自分のスマホを確認したら、確かに他に女性4人ぐらいの2s写真のスクショやLINEトーク画面のスクショが沢山出て来た。すぐに電話をし、スクショ画面送り、「浮気していたの?」とLINEした。その後、すぐにLINEをブロックされた。

 次にバイト行ったら、K君と一緒のシフトだったから、浮気を問い詰めようと思っていたが店長とだった。「K君がいきなり『バイトのシフト変わって欲しいです』って来てさ...君たち仲良かったよね?何か知らない?」と店長が言って来た。「あんな奴、知りません。あ、ちょっとトイレ行きたくって。すみませーん」と断り、トイレに走り、泣けるだけ泣いた。

義妹の夢遊病らしい症状を思い出して、作品にしようと思いました。


義妹の夢遊病も落ち着きますようにm(_ _)m

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