私が悪役だったらありそうな設定をフォロワーさんがリプで教えてくれる
「ねぇむ…くん?」
暗い闇の中、私は呟いた。
誰も居ないはずの闇の中から声がする。
「に、げ…ろ」
その言葉を最後に、私の意識は薄れていった。
目が覚める。覚醒する。
「あ、れ?私確かあの闇の中で…」
そんなことを思考していると…
「よぉ。」
「!?」
後ろから声がする。すぐに後ろを振り向きながら戦闘態勢に入る。
「ねぇ、む…くん」
「あ?何いってんだてめぇ。」
全く何も知らないと言った顔で彼は言う。泣きそうになるが
…堪えるしかなかった。
私とあいつでは、実力差が明白。勝てる自身もあるが、負ける可能性のほうが圧倒的に高い。
…なら、
そうして、私は無言では走る。
彼は意味がわからないと言った様子で此方を見る。
その瞬間。私の手に刀が生成された。
「え?」
ブシュッと、音が響く。
「…」
今の状況は…
…
……
………
私が彼を、生成された刀で貫いていた。
「どういう…こと?」
全く意味がわからない。どういうこと?でも、致命傷なのに変わりはない。彼は助からない。
「どう…して」
「しかねぇだろ?死ぬにはこれが最適だったんだから」
「…」
聞きたくない声が響く。
ギュッと。私は抱きしめられていた。
「今までありがとうよ。お前みたいなやつ始めてたぜ?」
「なんで、なんで…なんで!なんで先に死ぬのよ!」
怒声が響く。怒りとともに悔しさが溢れ出てくる。
「とっとと、この戦いを終わらせろよ?」
刹那…彼の体が軽くなる。
彼は優しく微笑み、死んだのだ。
どうでした?めっちゃ一瞬で考えたんですけど。