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ぶらり幻想郷  作者: 偃月桜
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紅魔館潜入?

あなたは人里から出たことがあるだろうか。聞いてみると意外と多くの人が出たことがないと言う。とても惜しいことだ。皆里で生まれそして一度も外に出ずに死んでいく。じつに惜しい。里の外にはたしかに妖怪がいて危険で道も歩きにくい。しかしそれを補っても余りある美しい、そしてどこか懐かさを感じさせるような風景がそこにはある。あなたも休みの日、天気のいい日、少し疲れた日にぶらりと歩いてみるのは如何だろうか


曇り空 ⑨月後半


やぁ 私だ。 前回は皆さんに心配をおかけしてしまい大変申し訳なかった。結局、竹林を出るのに3週間もかかってしまった……


らしい。なぜらしいなのかと言うと実は記憶が飛んでいるのだ。非常に情けない事なのだが竹林をさまよい始めて二日目に私は谷に落ち、そこから全く記憶がない。次に目が覚めたのは私の家の布団の上だ。アホ弟子によると私が永遠亭に向かった三週間後、家の布団の上の空間が歪んでそこから私が放り出されたそうなのだ。あんなアホ弟子の言うことなど信じられぬ、と普段の私なら言っているだろう。しかし現に三週間たっており、私にはなぜか傷ひとつない。谷に落ちたはずなのにである。幻想郷にはまだまだわからないことばかりだ。もしかしたら今回は運良く神に助けられたのかもしれない。ありがたいことだ。タチの悪い妖怪などに見つからなくてよかった。空間が歪んだ、と言うのは少し気になるが神の力と考えれば無理もない。


さて 少し遅くなってしまったが今月のぶらり幻想郷に行こう。今回は前に行かなかった紅魔館の中だ。食堂や大図書…



えっ もう行った⁈ そんな馬鹿な…… 私はこの3週間で紅魔館に行っていたのか……?


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