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僕ともう会えないキミ  作者: ゆう
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一応ラブ

ピッ、ピッ、ピッ。無機質な機械音が静かな病室に響く。

キミは言った。「もう外には出ないから。」あの言葉の意味がやっとわかった。医者が言った。「もう、歩くことは難しいでしょう。」その言葉を聴いた瞬間一気に体が冷める気がした。その瞬間、目から涙がこぼれ落ち、キミとの記憶が一気に戻ってきた。

窓から風が吹き込んでくる。キミと会ったのもこんな風に風が冷たかった日だっけ。嫌われ者だった僕に初めて身内以外で話しかけてきたのはキミが初めてだった。


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