娘よ
貴女もそろそろ「人の理」と云うことを弁えるべき年頃になりました。今特に伝えおくことは、世の男達についてです。
良いですか、ハッキリ言います。世の男は基本的に二種類しかありません。
それは、バカか、カスか、(悪くすればその両方)です。
女は現実に生きる者です。命短しです。何時までも幻想に耽っていることは許されないのです。残念ながら男と云う生き物は須くバカかカスなのです。
ですが誰だってカスはゴメンです。残された選択はバカ一つです。バカを選んで上手くやる方法は二つあります。 一つはバカを競うことです。 もう一つは賢くなることです。 どちらも悪くありませんが、生まれるであろう子供のことを考えると両親揃ってバカと云うのは何とも不憫な話です。父親がバカである以上母親は賢く在らねばなりません。生まれてくる子供の為に……
つまり女は、バカな男を補うために賢く在らねばならないのです。それがバカな男を選ばざるを得ない女の宿命です。それが人の理なのです。
えっ!? バカでもカスでもない男…… それは男ではありません。神です。神にも色々ですが、まぁ女神で無いことは確かでしょう。さて、それでは貴女自身が神の伴侶となるに足る存在であるか、胸に手を当て鏡を見ながら篤と考えてみて下さい。
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娘よ、女が賢く在らねば人類は滅びるのです。それが人の理なのです。