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好きな言葉は?ー黙れ♪byベスカ

改修版

「…どういう事?」


「え?だってよだれって汚いよ?」


霊の目の前にいる妖怪の娘…美菜みなは考えることなしに即答した


「あとお兄ちゃんが好きだから♪」


なんかいろいろおかしい…

そう思った霊だったが、深呼吸をする事により

落ち着きを取り戻す


「お姉ちゃんそれラマーズ「深呼吸」え?ラマー「深呼吸」…ラ「深呼吸」」


ラマーズ法ではない


「えぇ~と、美菜ちゃん?アイス食べる?」


「いらない」


即答である

「…どうして?」


その答えは美菜からではなく、美菜の父親が答えた


「すみませんな、美菜はこっちの食べ物が食べれなくて…

さっきのあれだって、食事のような物でね」


なるほど…確かに私も魚が種族的に食べられないから

それと同じか


「私が魚を食べられないのと一緒ですか?」

「「うそつけ」」


「猫のなのに魚が食べられないのはおかしいとおもうよ」


「私自身もそう思う…」



数分後…香苗さんがスイカを切り終え、お皿に持ってきたとき…





それは起こりました…




まさか、あんな事になるなんて…



私たちは知らなかったのです…



「持ってきたわよ~?子塙くん?」


「・・・。」


「ん?どうした兄ちゃん…香苗!?おまえ何を!?」


「お母さん!!何してるの!?」


「?…あっ、やっちゃった」


「えっ?なにがどうなってるの?」



「スイカの種をどこにやった…?」


「遅かったか!?おい兄ちゃん!!

あとちょい待て!!ちゃんとした奴を…!?」


「貴様等は食い辛いからって種を捨てやがって!!

俺も種を食えとは言わないが、せめて種をぷっと口から出す時に感じるめんどくささを感じてみろ!!

小学校の奴等なんてお上品に箸で種をホジくり出しやがって!!

それなら口から出すところを上品にやれよ!!

こう…あれだ…、ティッシュかハンカチで隠しながらとか…なぁ!!」


「ハハハ…兄ちゃんは種がある中身が赤いスイカじゃないと怒っちまうんだ…

まえにクリームスイカあげた時よりかはましだから大丈夫だ」


「あれでマシなんですか…?」


「スイカ食べれば元に戻るからな」


「おいおじちゃん!!早くスイカ様を俺に献上しろ!!

さもないとおじちゃんのエロ本のことをバラすぞ!!」


「あなた…エロ本って?」


「…ははは、そんなもんあるわけないだろう?兄ちゃんの嘘だ「左から二つ目の本棚の国語辞典のくりぬきページ」まじすんません

お命だけは…」


その後、美菜によって、ぽーんと投げられた小玉スイカ約九個によって、

この騒動は幕を閉じた

しかし、おじちゃんと香苗さんの騒動は終わらなかった

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