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エピローグ

転生と言うのは、物語の転換点である。


これまでの人生に何らかの思いを持ち、次を生きるチャンスを最大限活かす。


転生は、スタート時点で人生経験がある。それは、チート、ズルだ。その上、転生特典なる特殊能力を得ようとするのは、傲慢ではなかろうか。


新しい命で成功し、楽しい人生を送る事が転生の意味なのだろうか。


それは、転生を軽んじている。


転生してなお、自分の変化が得られない者は、何処かで同じ様に人生を諦め、放棄し、後悔の念を持つ。


転生とは、死んでなお変わらないと言う、残酷な現実を見せつけているような物だ。


では、転生で得られるチャンスとは何か。

それは、1回の人生で成し遂げることができなかった、幸せを手に入れる事だ。


幸せとは何か。


金銭はあれば嬉しいが、人生を跨いでは持ち込めない。


人付き合いも然り。


では、モチベーションはどうだろうか?


その故人が最期まで持った熱意こそ、人生をまたげるのではないだろうか。


熱意とは、底なしの自信と、何でも挑戦する勇気、何事も悔いのなかったと思える確信からくる。


それらは、振り返って、正しかった、最善だったと思える行動からくる。


故に、人生の宝とは、揺らぐことのない、正しさと自信である。


それこそが、幸せなのではないだろうか。


人は、他人から誇られる事に固執するが、究極は自分が誇れるかどうかである。


他人の評価は、最期には関係ない。


金銭も、付き合いの数も、家庭も、褒められることもあれば、妬まれることもある。


他人の評価は十人十色である。


究極は、自分が、悔いなく、誇れる人生だったかどうかだ。


そして、それは転生して初めて気付くのかもしれない。この自伝は、私が転生してどの様に人生を送ったかが綴られている。


結末は、大団円を迎えることはお約束しよう。ただし、その過程のクオリティは保証しかねる。


得とご覧あれ、私の青春とも言うべき、人生劇を。

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