1.そんなの、聞いてません!
読んでください〜
ご機嫌よう。
私は今居間にいるの(ダジャレ)
寒いって?ハイハイ!
今日は家族で朝食を食べる日なのよ。珍しく、お父様がいらっしゃるから。
「プリシラ、プラシド。」
「「はい」」
「お前たちは、明日からアカデミーに行くのは分かっているな?」
「はい!「いいえ!」
「「は…?」」
プラシドと声が重なる。
「お父様…?何言っt…」
「コホン。まあ、そういうことだ。プラシドはアカデミーで婚約者を探せ。」
「ハイハイ」
気のない返事をするが、彼が婚約者を見つけなければいけないのはうわ言ではない。
何しろ、次期公爵なのだから。
「プリシラは殿下と仲良くするんだ。」
「殿下あ?!」
「お前の婚約者ではないか」
「お父様、冗談でしょ?」
「はあ?プリシラ、どうした?」
「姉上、今日ちょっと頭おかしいんですよ。ね?」
「ご、ごめんなさい。忘れてましたわ」
忘れてた?いいえ、そんなこと…!
「あんなにまがまま言って結んだ婚約ではないか!」
何を今更、と言わんばかりに責め立てる。
「まあまあ。今日は折角みんな揃ったのですから。」
「そうだな、マーガレット。」
「わ、私は!!調子が悪いので!!先に!!戻ります!!」
あ…イントネーションが、、、。
「お、おぉ?わかった。」
「ハァ、ハァ…。どういうこと…?」
私は…誰?
ズキン、と頭が痛む。
思い出すのは、乙女ゲームの場面ばかり。
私は、フローレンス・プリシラ。
私はーーーーー違う!私は、花梨
違う。私がいるのが乙女ゲームの世界なんだ…!!
全っっ然気づかなかった。
しかも、私悪役令嬢のプリシラじゃない!!
イケメンの弟・プラシドは攻略対象だもの、間違い無いわ…
な、なにがあったんだっけ…?
ありがとうございました!




