4.北の公国と北の大公国
第4話
北の公国と北の大公国
昔、北の公国の一部にP地区という地区があった。
そこは、異教徒が農村を営んでいた。
この地区を、アッという間に殲滅したのが、北の騎士団こと“我が民族と聖母のための騎士修道会
”なのだ。
この活躍を見て、教会がこの地に国家を築くことを認め、その他の王も承認し、この地が北の騎士団国といわれるようになった。
それから数百年が経ち、今もこの地に騎士団国は存在する。
その地で騎士団は先住民には重税を課し、同民族には10年間課税をしないので開拓をして欲しいと人手を募集した。
10年間課税なし!!
という、『気でも狂ったか?』と言いたくなるような国政を行い、移住人気を博したが、先住民はついに誰もいなくなった。
死んでいった者、北の公国や北の大公国に逃げた者、いや、逃げれた者もいただろう。
だが、騎士団は大公国には追撃をしたが、公国には追撃をあきらめた。
何故か、公国の領主が亡くなり、教会から新領主が派遣されたからだ。
つまり、異教徒でなくなったのだ。
騎士団は、あくまで異教徒と戦う、“正義の味方”でないといけない。
そして、騎士団は、念願の公国を手に入れることが出来なかったのだ。
仕損じたのだ。
一体、騎士団は、誰と戦っているのだろうか?
まあ、大公国とは今も戦闘は行っているが。
そして、異教徒をハンティングをするとは、騎士団が包囲完了した都市や農村など大公国領地の安全なところで行うのである。
下手をすると、息子がこれに参加するとなると、我が王国が、北の大公国を進行したことになり兼ねない。
騎士団国相手に百年以上戦闘している国との戦闘は、さすがによろしくないかと思う。
***
さて、ここは北の騎士団国の首都:ボルク要塞。
首都と言うと、普通は〇〇“市”なのだが、この国の首都はボルク“要塞”なのだ。
つまり要塞都市。武装都市とでも言えようか?
そこに、我が王国からの返事の手紙が届いた。
それをユン騎士団総長が、冷たい目で目を通していた。
「アキュリアだろう。この回答をさせたのは! まあ、良い。我々の金づるは森の王国だけではないからな」
読んで頂き、ありがとうございました!
本編もよろしくねぇ。
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