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ヒーローの居る町2(初版  作者: 335遼一
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エピローグ

「やーやー! マルさん、お久しぶりですぅ‼」

 学園【応接室】で理事長と対面したラゴスは、飛び跳ねるように彼女の手を取る。

 理事長マルも「久しぶり、元気してたか?」と旧友との再会を喜んだ。


「いゃ、中々楽しい体験をさせて頂き、本当に有難うございます。お陰で良い土産話ができました」

「はははっ…。んで、どうだ? ウチの生徒たちは?」

「それはもう、素晴らしいの一言ですよ。‥それに、貴女の『見立て』は間違いなさそうです」

 そう言ってラゴスは、床に置いていたジュラルミンケースを両手に持つ。

 しかし相当重たいのか、テーブルの上に載せるだけでも顔を真っ赤にしていた。


 肩で息をするラゴスに促され、マルはケースを開けた。


「…ふぅ、やっぱりな」

 ケースの中に入っていたのは、ラグビーボール型の容器に収まる緑色に透き通った『鉱石』のだった。

 眩く美しい緑光を放ちながら輝く『鉱石』は容器内で微かに浮いている。

 手をかざすと、容器越しからも微かに静電気のような『力』を感じた。


()()がシャトルに近づいてから、急に輝き始めました。その『宝石』が、()()()()()のかはも流石に解りかねますが」

「ある程度の目星はついてる。…だけど、コレでいよいよ覚悟せざるを得なくなった…」

 マルはソファーに深く腰掛けると、両手を組んで口元を隠す。

 その眼差しは、かなり険しい。


「『‥その時』は、近いのでしょうか?」

「わかんねぇ。そんな『時』は、来なけりゃ良いと願って止まない…。でも既に『聖の石』が覚醒して、『火の石』の持ち主もそう遠くない内に目覚める。そのうえ『風の石』が輝き出したからには…」

「『闇』の胎動と『光』の覚醒。よもやその渦中に、私も立ち会うことに成ろうとは…」

 マルとラゴスは神妙な面持ちで、輝き続ける『宝石』を見つめていた。


【完】


皆様こんにちは、335です。

この度は【ヒーローの居る町 2】をご覧いただき、誠に有難うございました。

相も変わらず拙い内容と思われるかも知れませんが、少しでも楽しんで頂けたなら幸いでございます。


さて、今作は『世界歴構想シリーズ』の世界観をもう少し押し広げる事と各作品間の繋がりを解りやすくする事が目的としており、作中の用語やアイテムにもかなり共通点を持たせています。

作品が増えてきて、ようやく私が目指してきた壮大な物語を再現できてきたかな?(と、個人的には思ってます)

実はココだけの話、同人誌製作当時はエピローグ前にもう一話ねじ込む予定でした。

が、相変わらずスケジュール不足で泣く泣くカットした部分があります。

何時かその部分も含めた「完全版」を作ってみたいものです(今のところ予定なし、でも何時かは…)


では、今回もこの辺りにして失礼したいと思います。

『世界歴構想シリーズ』はまだまだ続きます、どうか過去作品も含めて引き続きよろしくお願いいたします!

以上、長らくのお相手は335でした。

To Be NEXT Time バイバイ! 有難うございました!!(´∀`*)ノシ

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