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荒れ狂うほどにキミに恋してる! 

作者: 七瀬

かれこれ? 1年前に、久々に会った友達の飲み会に誘われて行ったら? そこに彼女がきていた。

僕が彼女に思った印象は......? 「可愛い子だな!」 だった。


でも、お酒が入って彼女と話しているうちに、気遣いが出来る子で周りの事もよく見てるんだなとか? 凄く印象が変わっていった。


話し方や仕草、笑った顔、それに控えめで。でも、ちゃんと自分の意見も持ってる子で、こういう子? なんだか好きだなって思ったところから? この『恋』が動き出した。


『恋』をする事って? 案外、簡単な事なのかな? こんなにスムーズに好きになる事がなかったから?

じぶんでも? 凄く意外だった。


その日は、お互いLINEを教え合って、彼女と『文字の会話』をしているよ。たまにスタンプ。


「おはよう!」

「おはよう。」

「今日のお昼ご飯は、カレーだったんだよね。」

「私は、オムライス食べたよ」

「今日は、仕事で失敗した」

「元気出せ!ハート」

「キミに会いたいよ」

「私も。」


特別、なんかある内容じゃないけど? 二人の日常生活である事や些細なことを、二人で共有できている事が嬉しかったし、楽しかった。


でも、なかなか? お互いの予定が合わなくて、会いたくても? 会えない感じで......。


そんな感じが3か月経つか? 経たないかぐらいに、彼女とLINEがきれた。僕が何度送っても返事が来ない。どうしたんだろうと......? 友達経由で聞くと? 彼氏が出来たらしい。


それを知った僕は、凄まじい怒りや嫉妬、訳の分からない感情が沸き上がった。


そもそも? 彼女は、僕に行為があったんじゃないのか? 僕が彼女の事を好きなのは、彼女が知ってたはずだ! 僕の心を完全に弄ぶ! なんて女だ! 怒りが頂点に達した時に、僕の頭の中に浮かんだ事!


僕が彼女と付き合えなかったのは? その男のせいだ! 絶対に上手くいかせない!


僕は、彼女に会いに行くと? 丁度? 二人がイチャイチャして彼女のマンションに入ろうとしてるところだった! 僕は彼女を問い詰めた!


「久しぶりだね。」

「うん......」

「その人誰?」


僕がそう言うと? 彼女が僕の腕を引っ張って、2人きりで話せるところに連れて行った。


「えぇ! あのね? ごめんね、連絡しなくて!あの......?」 凄い動揺している。

「あの人誰?」

「彼氏出来たんだ。」

「なんで? 僕の事はどうなの? 上手くいってたよね?」 

「でも、なかなか会えなかったし、寂しくなったんだよね?」

「だからって! 彼氏作るの?」

「ごめん、彼氏待たしてるから? もう行くね!」

「.......」


こんなの! 納得いかない!


僕は毎日、彼女の携帯に電話をした。LINEもメールも。例え......? 彼女が携帯を変えても? それに、彼女の家をほぼ毎日のように車の中から見張った。


そのうち、彼女は彼氏と別れた。


そんな彼女は少し痩せたかな? 僕が彼女の前に現れると? 凄く怯えていた。気がおかしくなったような感じに見えた。


だから?僕の『恋』は、ここで終わりだ。 これ以上、彼女の事を好きになる事はない!

















最後までお読みいただきありがとうございました。

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