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白狼伝説  作者: Alaru
第一章 
2/16

邪龍襲来


でっかい狼(以下そいつ)は僕を咥えたまま、歩き出す。

いや、これは歩いている速度ではない。


なぜだ?足はゆっくり動いているのに、進む速さが尋常でない。


マジで車くらい出てるんじゃ・・・。



少しすると山が見えてきた。半端なく高い。


雪がまだ残っていて、とてもきれいだ。



なぜかいきなりそいつが止まった。



と思ったらいきなり走り出した。


そう、走り出した。


死ぬ。


この単語が頭の中で繰り返される。


周りの景色が速すぎて見えない。


なぜいきなり走り出したのだろう。


その時赤い光が見えた。



そして衝撃とともに投げ出された。





痛い、痛い、痛い



体がとてつもなく痛い


痛みをこらえながら目を開けると、そこにどす黒い龍がいた。



でかい馬鹿みたいにでかい。


一つの家よりでかそうな竜が目の前にいる。


あぁ今度こそ死ぬ。



龍の口に光が集まっていく。ブレスだろう。



その時目の端で何かが動く、狼だ。


なぜだろう、目が合うととても懐かしい感じがする。



これってもしかして、



僕のお母さんじゃ・・・



龍の口から光が迸るのと、僕の体が光り、どこかへ飛ばされたのは、同時だった。




最後に見たのは、あのでっかい狼にブレスがあたるところだった。




どこかえ流されていくような感覚の中僕は思った。



たぶんあの狼は僕のお母さんだ。



さっき始めてあったはずなのに、涙が止まらない。



命を懸けて僕を守ってくれた。




だけど、あの龍はなんだろう。



見るからに禍々しいなりをしていた。



今すぐあいつを殺しに行きたい。



けれどまだ無理だ。




力を蓄えないと。





母狼




予想以上に気付くのが速い。



ますっぐここに向かってくる。



このままでは、あの子も一緒に死んでしまう。




それだけは絶対に阻止しなければ。




ここでお別れみたいね、私の愛しい子。




邪龍がブレスをはく。



せめてこの子だけでも。




今の体力だとこの子を送るので精いっぱい。座標も指定できない。せめて遠くに。



そしてわが子を転移で飛ばし、私は死んだ。




グウィンの幸せを願いながら・・・



物語が動き始めます。後名前がわかりました。

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