今日の話はアチコチに飛びますから、先に謝ります。ごめんなさい!
新しいお仕事に就くたびに、職場の設備が続々と壊れるソウ マチです……。今までの職場でも不思議な、そして修理代がデカイ故障が多かったのですけれど、スポーツジムの設備もつぎつぎと不調を起こしています。パソコン、スクリーン、出入口のシステム、カメラ、マシンなどがいくつもいくつも……。総額いくらかかるんだろう……。
なぜかマシンの故障も相次いでいます。すでに複数のマシンに不具合が生じているのですけれど、新たにマシンの部品が破損して、昨日は別のマシンの外れているネジを発見しました! おかげさまでイケメン先輩がする修理してくれたので事なきを得ましたが、仕事でマシンの修理までしないといけないんだ! 私にできるかなぁ!?
そうは言っても私が壊しているワケではありません! いろいろな設備があるから、あちこちで不具合が生じているだけ(のはず)。きっとこれが通常運転! べつに故障が多いわけではない!!
そう思っていたら、店長の独り言が聞こえました。「この頃やたらと故障が多いな……。なんでだろう?」
……なんか、すみません……。私は何もしていないのですが、申し訳ない気持ちでいっぱいです……。
気を取り直して別のお話を!
先日、愛車の自転車で近所の神社前をフラフラ走っていると、神社の境内でネコらしき動物が小走りしているのを見かけました。私の住んでいるアパートはペット禁止なので、たまに見かけるよその子を見るのが何よりの楽しみです♪ 今日はラッキー☆
走りながらガン見していると、その子はタッタッタッと小走りで赤い鳥居のほうへ走り寄ってきました。近くで見られるかな? さわらせてくれないかな? 近づいてくる子を見ていたら、なんだか大きさがおかしい。ネコにしてはデカすぎるし、ワンコにしては小さい。おかしいな? あの子、なんだろ?
キツネでした! 尻尾のフサフサしたキツネ! 町中の神社でキツネ! 周りはお店や工場や住宅がたくさんありますし、大きな道路だってたくさん走っています。それなのにキツネ! ビックリした私の気配を察したのか、キツネが立ち止まりました。大きな鳥居の下で静かに佇むキツネは、町の喧騒を忘れるほど神秘的で神様の御遣いのようでした。
緑の木立に囲まれた神社を背景に赤い鳥居の下で佇む黄金色のキツネは、映画のワンシーンのような素晴らしい場面で写真に撮りたかったのですけれど、私は用があって急いでいたのでスマホを取り出す余裕がなかった。奇跡みたいなこの瞬間を目に焼き付けておこう……そう思って美しい場面に感動しながら、後ろ髪を引かれる思いでその場から離れました。
数日後、またその神社の前を通りました。この間は素敵な場面を見られたなぁ~! あれは奇跡の瞬間だったなぁ~! もう二度と見られないだろうなぁ~! 写真に撮りたかったよなぁ~! 素晴らしい思い出を反芻しながら自転車をこいでいると、タッタッタッタ……フツーにキツネが境内を歩いていました。どうやら奇跡でもなんでもなくて、フツーに神社に住んでいるようです。コソコソするでもなく昼間の明るい境内をキツネがご機嫌で歩いていました。
そうか、フツーか。それならまた会えるかもな……。それは良うござんした。しかしあんなに感動して有難いと思っていたのがフツーだったと知って、なんかモヤモヤするんですけど……。
ぜんぜん脈絡がないのですけれど、神社つながりで他の神社の話をしてもいいですか?
以前に本を出版してもらった時に、ふるさとの福岡県水巻町へ拙書を献本しに帰郷しました。帰郷といっても実家は引っ越していて町外にあります。けれども私が生まれ育った町ですから、水巻町は私の心のふるさとです♡
小さな町で大きな賞を受賞した作家は前代未聞のことで、町長様や図書館の館長様、教育委員会や広報の皆さまが大歓迎で迎えてくださることになり、私は万が一にも遅刻しないよう早めに到着して駐車場で時間をつぶしていました。
大きな賞で思い出したので、またまた話が逸れますけど聞いてくださいますか?
私が頂いた小学館のジュニア文庫小説賞は、児童文学界ではメジャーな賞です。私は第6回の大賞を頂きました。どうやらその6回から大賞と金賞が新設されたようで、私は初めての大賞受賞者です
(それまではジュニア文庫小説賞だけで、大賞とか金賞は無かったらしい)。
そしてですね! 7回と8回の大賞受賞者はいないのですよ! 該当作品なしだったのですよ! 9回はただいま選考中なので、今のところ私は唯一のタイトルホルダーなのですよ!!(ドヤ!!)
そんな私が以前、自分を見失って担当様に「私の書いてるお話って、面白いですか? 色々と考えすぎて面白いかどうかわからなくなってしまいました」そう言って相談しました。面白いと思って書いたお話でも、何十回、何百回と読んで修正していると、どこが面白かったのかわかんなくなるのです。ゲシュタルト崩壊みたいに全体が把握できなくなってしまって、すべての言葉がバラバラに見えてきて、どこが面白いのかわからなくなってしまった。
すると普段は温厚な担当様がブチ切れた!!
担当様:ソウさん! 何を言ってるんですか!? あなたさえいなければ「メチャ盛りユーチューバーアイドルいおん☆」をお書きになった山本李奈さんが大賞だったんですよ! 山本さんはジュニア文庫の金賞だけでなく他の大きな賞も受賞していらして、本物の実力者です!! その山本さんを押しのけてソウさんが大賞を獲ったのですから弱気なこと言わないでください!!
きっと担当様は私に自信を持たせるため言ってくださったのですけれど、そのお気持ちはちゃんと理解しているのですけれど担当様のセリフ「あなたさえいなければ」 「山本さんを押しのけて」……私、なんか悪者になってますけど?? そして山本さんが本物の実力者なら、私はニセモノ???
初めて書いたお話で賞をもらって本が出たから、私がニセモノという確率は高いな……。それに山本さんが受賞された集英社みらい文庫、私も同時期に応募したはずなんだけど一次選考さえ通過できなかったもんな……(遠い目)。
すみません……。数少ない自慢話を聞いてもらおうと思ったら、私がニセモノだったことが判明して落ち込んできました……。失敗した…………(涙)。
気持ちを切り替えて閑話休題です! 故郷に錦を飾るべくふるさとの水巻町へ凱旋帰国した話です!
万が一にも遅刻しないよう早めに到着した私は、少々時間を持て余していました。ヒマなのでゲームでもしよう。ピクミンの画面を開いたら、見たことないプレゼントが近くにある! これはゲットしないと! どこにあるんだ!?
素敵なプレゼントのあるスポットは、すぐそばでした。駐車場の上にある山の神神社と、十字架の塔(外国人戦没者の慰霊塔。この塔の歴史は以前のエッセイ(1 アタシ、崖っぷち…… 第52話 通じる外国語! に書いてあります。ぜひご高覧ください☆)にある! 私は喜び勇んで突撃して、無事にプレゼントをゲットしました! そして、ついでに神社と十字架の塔をお参りした。
その日は分刻みのスケジュールで、ありがたい事にどこでも大歓迎で迎えてくださって、予定の終了時間をはるかにオーバーして一日が終わりました。私が生まれる前から家族付き合いをしてもらっている近所の方々と待ち合わせのお店へ急ぐ! ワケわからん子どもだった私が本を出したと聞いて、皆さんは我が事のように喜んでくれました! 久しぶりの再会で昔話に花が咲きます。死んでいるカラスを可哀そうだからと拾って家の庭に埋めて親からめちゃくちゃ叱られた私の話、その話を良かれと思って私の一回目の結婚披露宴で話したおいちゃんを、お連れ合いのおばちゃんが「カラスだの死体だのおめでたい席で縁起でもない!」そう言っておいちゃんの目の玉が飛び出るほど叱った話、いつ見ても真っ黒に日焼けして男の子か女の子かわからなかった私の話(← 昔から性別不詳だったらしい)、みんなで一緒に十字架の塔の草刈りをした話………………。
ソウ:今日、十字架の塔へ行ったよ。(ゲームのついでに)神社と塔をお参りしてきた。
「えっ!? わざわざお参りしてくれたの!?」「忙しかったろうに偉いね!」「戦没者の皆さんをちゃんとおぼえてくれてたんやね!!」 「マチちゃんは忘れてなかったんや……」 「マチちゃん、ありがとうね……。」「おぼえててくれて、本当にありがとう!」「マチちゃんみたいな若い世代の人が戦争を忘れないでいてくれるのは、素晴らしいことやね……」「ほんとに……(涙)。」「お参りしてくれて、ありがとうね……(涙)。」
故郷を遠く離れても、ふるさとであった悲しい戦争の傷跡を忘れず心に刻んでいる私、そして忙しい合間を縫ってわざわざお参りへ行く私……感動した皆さんは熱い涙を抑えきれず、そっと目頭を押さえるのでした…………。
あまりに感動されてお礼を言われたので、じつはゲームをしていただけだと最後まで言えませんでした……(涙)。この場を借りてお詫び申し上げます! たまたまそこにゲームのプレゼントがあっただけなんです……。お参りしたのはついでというか……ついでです……。戦没者の方々を悼む気持ちも、断固として戦争に反対する気概もありますけれど、皆さんが誉めてくださったお参りはついでです……。ごめんなさい……。
話があちこちに飛んでしまって、それもあなた様にごめんなさい!! 泣きながらやった原稿の削除もできたし、バイトも少しは慣れてきたので、久しぶりにゆったりした気持ちで長々と書いてしまいました。楽しく読んでいただけたら、幸せの極みです♪
そして明日は二度目の「ぼっちデー」です。一人でバイトをしないといけない……。一人の時に設備が故障したら、どうしよう??? そう言えばさっき書いた不具合の他にも、意味不明な警報装置の不具合があったり、カード読み取り機が見たこともないエラーを出したとかいって、店長や先輩が右往左往していたな……。とても一人で対処できるとは思えない…………。
なんかシャレにならんことがあったら、またここでネタにします!! でもどうぞ無事を祈っていてください!! ネタは欲しいが、シャレにならんトラブルは是が非でも避けたい!!!




