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封印の聖天印-1

その後直ぐにママが車で迎えに来て、病院で検査を受けることになった。

頭を打ったのでレントゲンとМRIを撮られて、翌日の再検査で問題が無ければ大丈夫と言う事だったので、明日は学校に行き夕方再検査に行くことになった。


念の為今日は早めに眠る事にして布団に入って暫く経った頃、急に左腕がうずきだした。

「ウウッ。左腕が疼く」

暗い部屋の中でパジャマの左袖が薄っすら光っているように見えた。

パジャマの袖をめくってみると、前腕部に赤い複雑な文様が浮かび上がっている。

その文様がほんのりと光を放っているのだ。


慌てて右手で握りしめる。

「静まれ、静まれ、静まれ」

一心に念じるとやがて光は収まり、疼きもなくなった。

部屋の明かりをともすと、左前腕部に赤い文様のような痣ができている。

「アワワワワ、これは蛟龍紋だよね」

何かヤバイ属性が発現しつつあるような。


「蛟龍紋って確かウチが前世で三百歳くらいの時に出た文様だよねェ」

また光ったりすると厄介なのでサ〇ンパスを張ってその上を包帯でグルグルと縛る。

お願い、トラブルになりませんように。


翌朝、登校するとカッチンが涙目でしがみついてきた。

「リオちゃーーん。もう大丈夫なの?死んじゃわない(泣)」

ミクリンやニッチも集まってくる。


「アハハハ、ウチ頑丈にできてるみたいでもう大丈夫だから」

「過信しちゃあいけないぜ。俺、見てたけど受け身も取れずに後頭部から一気に行ったじゃん。絶対死んだと思ったね」

男の声に驚いて振り返ると北野君が話しながらこっちに歩いてくる。


爽やか系のイケメンスポーツマン、卓球部員だけど。

卓球部では期待の新人らしい、卓球部員だけど。

卓球部員だけどクラスの女子の人気を二分している北野君がウチに声をかけてくる。

(別に卓球部員に含みがある訳じゃないんだよーーー。)

うちのテンション爆上がり。


「そうだぜ。バレーボールと一緒に跳ね上がるんだもんな。血の気引いたぜ。」

いきなり頭の上からイケボが響いてきた。

クラスのイケメン二巨頭のもう一人。

青山君だった。

「痛いところとか無いのか?内出血なんかで後から痛みが出ることもあるんだぜ。あんなコケ方したら障害が出たり死んだりしてもおかしくないんだからな」

青山君は北野君ほどの派手さは無いが、面倒見が良くクラスでもリーダー格。

成績も学年上位でラグビー部員の細マッチョ。


イケメン二人から声をかけられているウチ、ナニこのシチュエーション。

来たの?!ついに来たの?ウチのモテ期到来?

「お前、内出血とか頭蓋骨陥没とかしてないか?」

「ヨシ、それじゃあ俺が見てやる。」

驚いて見上げると、二人の大きな掌が四つ頭に乗せられた。

そして二人に頭を捏ね繰り回される。


「アワワワワワワワ」

頭に血が上る。

思考力が低下する。

「クックックックッ。左腕が疼く」

左腕の蛟龍紋が疼きだした。

腕が熱を帯びて、薄ボンヤリとヒカリ始めているのが服の上からでもわかる。

「「エッ?」」

「アワワワワ、なっ何でもない。おぉっお願い。やめれーーぇ」

慌てて蛟龍紋を右手で握り、二人の手を払おうとしたとき。


『ガッシャーーーンン』

南側のベランダのガラスが一枚砕け散った。

ゴメン、なんか出た。

左の掌から、ナンか出てはいけないものが出た。

そのナンかは真っ直ぐベランダの窓ガラスを貫き、ベランダに止まっていたカラスを巻き添えにして撃ち落とした。



卓球部員のくだりはこの娘含みがあるんです。

大した内容じゃないけれど一応伏線があるので、卓球ファンの方はご勘弁願います。

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― 新着の感想 ―
[一言] よくわかりませんが、何か楽しい。
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