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村、都市の職業

実際の中世ヨーロッパでは、これ以上に色々な職業があったうえにがっつり細分化されていたそう。馬具を作るにも20ぐらいの職種が関わっていたとか。

鋳掛屋

穴の空いた鍋などの家庭用金属製品を修理する。江戸時代日本ではそこら辺の道端に鋳掛屋がいて、修理を頼んだ。西洋では一般向けの鍛冶屋がやっていたかもしれない。


鍛冶屋

大きく分けて、刀剣や金属鎧、兵器などを作る鍛冶屋と、包丁や鍋、農具などを作る野鍛冶がいる。野鍛冶の方が多い。村にいる鍛冶屋は大体野鍛冶。前者の鍛冶屋は大抵有力者に囲われる。ドワーフとか絶対一般人はお目にかかれなさそう。

製鉄業従事者を含む事もある。


パン屋

パン窯を持つ。西洋のパン屋はパンは勿論の事、パイなども焼いたりする。パンを作る時の要領でケーキも焼く。ルネサンスの時代あたりだと、家にパン窯がない家庭は家でパン種を作り、パン屋で焼いてもらっていた。一々買うのは家計の圧迫要員でしかない。主食を担うのでパン種を税として徴収する徴税人としての側面もあったそうな。


代筆屋

文字が書けない人の為に手紙や書類などを書く人。識字率が低いと文字が読めるだけで安泰。


公示人

文字が読めない人の為に国のお触れなどを読み上げてまわる人。文字が読めると都市では仕事に困らないだろう。


炭焼屋

薪屋から薪を買い取って炭焼職人が炭を作る。炭素量が多いので炭は高火力。よって鍛冶屋とかがよく買う。安全な森に住み、そこで炭焼をする職人もいる。


肉屋

村では大体偉い位置にいる。西洋ではドイツあたりは肉屋と床屋と医者が同じギルドに所属していたそうな。理由は刃物を肉に通すから。


床屋

髪切りから髭のお手入れ、瀉血などこなす。瀉血とある通りジェネリック医者の側面を持つ。


酒屋/宿屋

奥さんが自分で仕込んだ自慢のエールを、おいしいエールありますよと振る舞うところから始まったらしい。なので初期は普通の個人宅で振る舞う感じであったらしい。そこからだんだん酒場に変化していくと、村の集会所的な場所に、また宿屋も兼ねるようになった。


商人

中世も後期へ移りルネサンスの時代が近づくと大商人なんかは自由都市で参政権を持ちだし、軍事力を持ち都市を牛耳る程の実力を持つ。有名なメディチ家は最たる例。金貸し、質屋、両替商、貿易商などは金持ちなイメージ。


画家

かつては画家もギルドを作った。教会や商家、高級娼婦、貴族などから依頼を受ける。徒弟関係もがっつりある。フレスコ画などの大規模な作品は複数の親方がタッグを組んで描いた。


娼婦

春を鬻ぐ。高級娼婦は何回も遊ばないとことに及べない。態と焦らすこともあるとか。高級娼婦の場合、教養のある美人でなければならなかったが、運が良ければ貴族や商家の愛妾になったりもした。性病になると人生真っ逆さま。独身手工業者が多くなると娼婦のギルドもできた。労働者階級の未婚女性や時には既婚女性もいたとか。


皮革職人

皮を鞣したりする職人。羊皮紙も作る。個人的には肉屋あたりから原皮は仕入れるのではないかと思う。鞣すのには漬け込みやらなんやらで一か月以上かかる。


農民

春の大市とかが開催されると都市には周辺の村々から農民が市に物を売り買いするために来る。特に雪が溶けて一発目の大市は人が多く集まる。農民は野菜や穀物を売ったり、パン屋ギルドの規定に引っかからない程度の粗悪なパンを安く売ったりする。冬の農閑期に作った工芸品や古着なども並ぶ。秋の市では山羊や羊などの家畜がよく売られる。


神父/牧師

教会にいる人。キリスト教会だとシスター、ブラザーが居るのはカトリックの神父の方。牧師はプロテスタントの方なのでシスターはいない。

カトリックには神父には位があって、司祭、助祭などがある。また、修道士は階級的には修道院で修行をする一般信者なので教会で教えを述べてはいないが、教えを授ける修道司祭という位もあるにはある。

司教区を持つ司祭には荘園から入る税収がある。

修道院も教会も、巡礼者などの旅人には快く部屋と食べ物を与える。村の教会とかだと聖書の一部しか持っていないことが多い。


修道士

修道院は普通は人里離れた場所にあるが、大きな修道院や巡礼の旅の要所などには人が集まる。基本は時給自足で礼拝に使うワインやパン、日々使う道具まで全て自分達で作っていた。研鑽と清貧を良しとし、神学を始めとして学問に打ち込む彼らは、暗黒時代に突入し技術の失伝が進む中も技術を伝え続けてきており、建築技術なども守ってきた。大きな大学は修道院附属の学校が元になっていることも多い。聖書もだいたいこの人達が自己修養の一環で手書きで写して作っている。活版印刷は15世紀までヨーロッパには無い。


針子

刺繍をしたりする。レース編みが上手いと稼げる。レース編みと言っても鍵棒と毛糸で編むものではなく、ボビンレースという針と糸を使ってからからと編むもの。王女のドレスに使われるレベルにもなれば当に芸術品。衣料品工業や織物系だけは女弟子を育てる事を許された。


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