HAPPY BIRTHDAY
「そー言えば純の誕生日っていつ?」何げなくテラが訊いてきた。「ミカ、今日って何日だっけ?」「三月七日だよ!」「あっ!明日だ!」
「え〜っ!」みんながハモる…
「純、なんで言うてくれへんのん。プレゼントは何が欲しいのや?」「大丈夫。何も要らないよ。だってみんなに良くしてもらってるから…」「旦那様、そういう訳には行きませんわ。誕生日パーティーもしないなんて…どんな妻なんだって私が言われますわ。」「純さん。して欲しいこととかはないですか?」
このアリスさんの一言がみんなに火をつけてしまった。テラの目がキラリと光った!
「よっしや、誰が純を一番喜ばせるか勝負や!…ちなみに…純、して欲しいことってあるん?」
「あるにはあるけど…そんなの恥ずかしくて言えないよ!」更にテラの目がキラキラーンと光った。「よっしゃ今回はウチが貰ったも同然や!」
なんか嫌な予感がする…いや、嫌な予感しかしない…
次の日…テラが僕の部屋に来た…
「純…持って来たで…これはウチが特別に作って貰った栄養ドリンクや。これを飲んだら、そらもうスゴイらしいで。ウチの方が体力大丈夫かな?」……やっぱり。
「旦那様…良いのですわよ…私、今日までずっと守ってきましたから…ただ終わりましたら私、泣いてしまうかもしれません…優しくしてくださいね…」 …リン…君もか!
「純さん。やっぱりこういう事は正式に結婚して、みんなに祝福されて、「そろそろ欲しいね。」「そうだね!」とかそういう話があってからなのではないですか?私、遅れてますかね?」…アリスさんまで!
「純くーん!ムギュッ!お風呂に一緒に入ろ!
ミカね、洗ってあげる…恥ずかしいけど今日は誕生日だから前も全部大丈夫だよ!」…ミカちゃん…方向性は違うが、こっちも間違ってます!
「純…お風呂に一緒に入って、その後でベッドに
一緒に行けばいいのか?あたしは鈍感だからストレートに言って欲しいな…子作りか?」リーエルも違ーう!
「純…ほんなら何がして欲しいんや?遠慮せんと言うて欲しいわ。」「どうしても?」
五人ともコクコクと首を縦に振る。
「僕…一人っ子だし、彼女もみんなに出逢うまでいなかったから…出来たらでいいんだけど…その…ピ、ピタッとくっついていて欲しいんだ。少しでいいからさ。」
五人は呆気に取られたが、純の素直さがとっても可愛く感じて…
「純…やっぱりウチ、あんたが好きやわ!」
「旦那様…私、ギュッと抱きしめていいですか?」
「純さん。可愛い…私で良ければ…」
「わーい!純くーん!ムギュッ!」
「純…こっちにおいでよ…ムギュギュッ!」
五人が純にピッタリくっつく…
今までで一番嬉しい誕生日になったと純は笑顔でそう思った。




