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アースガルズ

純はソリューにある将門の居城に来ていた。

「皆さん、どう思いますか?」

「いいんじゃないかな?色は白で行く?」

「じゃあ早速、手分けしてやろうよ。」

「よろしくお願いします。」


コンコン!…ノックした純は女王様の部屋に入る…

「おお、純、もう行くのじゃな!」「はい。向こうで暮らすことに決めました。今までお世話になりました。」「うむ。達者でな!」「でも女王様…毎日のようにこちらに顔は出させて頂くと思いますがね!」「まあ、良いではないか!ケジメというやつじゃ。」


女王様がアリスさんを部屋に呼ぶ…

「女王様、御用ですか?」「アリスよ…実はそなたに頼みがあるのじゃ…」「はい!何なりと…」


「実はこれを見てほしいのじゃ…」

女王様は魔法でモニターを作り出された。


そこにはソリュー王国の様子が映し出された。

高校の制服を着た純がいる…そこは将門の居城だった。禍々しい魔王の居城は白を基調に塗り替えられていた。ソリューの国民に演説するようだ。


「あー皆さん。この度、国王に推して頂きました

弥生純と申します。転生前はレックと申しました。以後よろしくお願い致します。僕は異世界からこちらに来ました。右も左もわからない、ひょっこの僕に武術と人間として大切なことを教えて下さったのはオーケアノスのクーファ国王でした。そして、国民と寄り添うこと、国を治めることについてはグランアンジェ女王陛下について学ばせて頂きました。そして僕の生涯の友、エルドラ王のジーク国王から信念を貫いて生きることの大切さを学びました。三人の王から学ばせて頂いたことは計り知れません。僕が今、ここに立てているのも全ては僕を導いてくださったからだと思っています。


ソリューは神族がほとんどの単一種族です。でも国を開き、様々な種族の方と交流を深めたらきっともっと豊かな暮らしになると思います。僕は皆さんと共に、国と共に成長して行きたいと思います。僕はロークが残したここを自分の拠点にしたいと思います。ここを皆さんと昔に負けない立派な王宮に出来た時、本当の国王になれる気がします。僕の最初の仕事です。皆さんよく聞いてください。ソリュー王国は名前を変えて、これからはアースガルズになります。アースガルズは全ての種族が楽しく暮らせる国になります。みんなで一緒に素晴らしい国にしましょう!」


拍手が鳴り止まない。全てを聞いていたアリスの目から涙が溢れる…「純さん…なんて立派な…」


「純をすぐ側で支えてやってくれ…それはお前にしか出来ないとわらわは思うのじゃ…」


アリスは女王様の言葉に頷いた。そして一礼して部屋を出た。自分の行くべき先はもう分かっていた。




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