最後の審判
身体をジークにやられ、生首だけになった将門はその髪を剣に巻きつけて純達に襲いかかる…
「お前達をナメていたわ。ワシはまた力を蓄えてきっとこの世界と異世界も支配する。次はまた天魔に転生して魔王として君臨してやるわ。その前にお前だけは倒しておこう。」将門は剣を振りかざした…
「それはどうかな?魔王としてこの世を支配するのはこの魔王レックだ!」そう将門に言い放つと純は矢を持つ右手に力を込めた。右手から血が吹き出る…「ううっ!」
ミカとリーエルは顔を見合わせて、クレアさんにもらった薬を飲んだ…全身に激痛が走る
「きゃぁぁぁぁぁぁ!」「うわぁぁぁぁぁ!」
しかし、身体の奥から力が湧き上がってきた。
「純くん!」「純!」二人は力が入らなくなった純の代わりに弓の弦を引く…「ミカ、リーエル、まだだ!奴が剣を振り下ろすその時だ!」「はい!」「分かった!」
「地獄へ行けぃ!雑魚ども!」
将門の剣が振り下ろされる。「ガシィッ!」
リンの盾が剣を受け止める…「ああっ!」
非力なリンが剣圧に押される。そこに瞬間移動してきたテラがリンの横で盾を押し返す。
「二人やったらどうや!」盾は一瞬止まった。
更にアリスが瞬間移動してきた。火の球を将門の目に向けて放つ!「ギャァァァァ!」将門は怯んだ。「純さん!今です!」アリスはテラとリンと瞬間移動した。
僕の目の前に将門の額があらわになった。
「今だ!行けぇぇぇぇぇ!」
ミカとリーエルが矢を放つ…矢は将門の額を捉えた…世界樹の若葉の力で矢は呪いを搔き消し、将門の額に突き刺さった。
「ギャァァァァ!よくも…よくも!」
矢が刺さったまま将門は執念で僕を道連れにしようと襲ってきた。「ミカとリーエルが危ない!」
僕は左手に力を込める…紋章が浮かび上がった…
しかし、紋章はいつもと違う輝きを放つ…
純の紋章のRHEA-の文字に新しい部分が浮かび上がり、文字はRHEA+となった…
左手に雷が宿る…クーファ国王と女王様はその様子を見て呟く。「あれは…あの雷は審判の…」
ミカとリーエルは叫ぶ…「私の中のヴェラさん!お願いです。純を、純を助けて!」
「あたしの中のユーリさん!お願いだ!純を…純を…」
二人の頭の中に声が聞こえる…
「ワカッタ…レック…イヤ、ジュンヲタノンダゾ…」
ミカとリーエルは紋章の力を使わずに覚醒する…
「ユグドラシル!」二人が作った巨大な緑の球が純と将門を包みこんだ…
純は将門を左手で思いきりブン殴った!
「ラグナレック!」雷が緑の球体の中で光を放つ…
やがて雷と球体が溶け合い小さくなっていく…
その中から純の姿が現れた。
将門の姿はない。純の雷に完全に焼き尽くされ、
天魔はこの世から完全に消え去った…




