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城下町

グランアンジェ国の王宮というからには城下町があるはずだ。そこで魔法使いについて情報収集しないと…僕は足早に王宮へと歩いた。


なんとか城下町の入り口の門にたどり着いた。

街の中で髪の色でまたモメることは避けたいので、

持ってきたニット帽をこっそりと被ることにした。

それを見たミカちゃんは


「あ〜純くん。オシャレだね。私も帽子欲しいなぁ。

ねぇねぇまた貸してよね。」


こういう時、僕はむしろ彼女が天真爛漫なミカちゃんで良かったと思う。彼女の雰囲気にどこか癒されるなぁ。


僕は城下町の案内所を訪れた…グランアンジェ国はすごく開かれた国で農業が盛んな豊かな国らしい。国は綺麗な女王様が治めていて、国民にも人気があるようだ。


門をくぐると、一匹の綺麗な馬が木に繋がれていた。

さっきすれ違った青年の黒い馬に似ている。

ん?何か苦しそうだ。よく見るとすごい汗をかいている。今日は陽射しも強くて僕等も暑い。


僕はリュックの中からミカちゃんに飲料水のペットボトルを一つ渡した。「ありがとう。」ミカちゃんは美味しそうに飲む。そして僕のペットボトルを開ける。何故か視線を感じる…黒い馬がこちらをじっと見ている。僕は水を半分飲んで、左手の手のひらに水を汲む。「少ししかないけどよかったらどうぞ。」その馬に飲ませてあげた。とても美味しそうに飲んでいるのを見て僕とミカちゃんは二人で微笑んだ。


さあ、これからクレアさんの手掛かりをここでみつけないと…とりあえずクレアさんと同じ魔法使いを探そう。僕には魔法使いや人間や守護神の違いがわからない。ミカちゃんに城下町に魔法使いはいるのか聞いても「んー。どれどれ?ここにはいないんじゃないかな?」「本当に分かってるの?」「えへへ…」やっぱりよく分からない様子である。


僕達は街並を見て周る。グランアンジェは王宮も立派だが、城下町も沢山の人で賑わっている…突然、僕はお店を営んでいる女性に声をかけられた。「すみません、そこのあなた…お願いがあります!」



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