未来を切り拓く剣
グランアンジェ女王は甲冑に身を包んだ。
女王様とクーファ国王は顔を見合わせてそれぞれ魔法力と気で刺股を作り出した。
クーファ国王と女王様は左右に分かれて刺股を将門に向けて突進した。「えぇぇぇぇい!」
刺股がガッチリ将門の身体を捉えた。
「くうぅぅぅぅ!」クーファ国王も女王様も力の限り刺股を押さえる。「無駄だ!お前ら雑魚がいくら集まってもワシは倒せんぞ!」
将門は全身に力を込めた。二つの刺股を両手で掴み、クーファ国王と女王様を振りほどいた。そして高くジャンプして逃れようとした。
ジークとルーニーの二頭の馬は将門の元に到着した。ジャンプした将門を見上げた二人は今しか無いと顔を見合わせた。
ルーニーが「ジーク!お前の全てをかけてアイツを討て!」と腕を組んでジークに向かって構えた。
ジークはルーニーに向かって全速力で駆け抜けた。そしてルーニーの腕に足をかけた。
「行くぞ!ぬうぅぅぅぅん!」ルーニーは
ジークを将門目がけて放り投げた…
将門の眼前にジークが現れる…「お、お前は!」
ジークの脳裏に幼い頃からのことが蘇る。
父や母と遊んだこと、世を恨み辛い剣の修業に明け暮れたこと、純との出会い、父の死…
だがジークはそれら全てを振り切った。
「オレは…オレは未来に向かって生きる!」
ジークは銘刀バルムンクを抜いた!
「うおぉぉぉぉ!」正に雷光一閃。バルムンクの刃は全く通らなかった筈の将門の首と胴を真っ二つに斬り裂いた。「どりゃあぁぁぁぁぁ!」そして返すもう片方の刃で将門の身体を斬り裂く。
「ギャァァァァ!」ヨルムンガンドの毒が将門の身体を侵食し、将門の身体は崩れながら地上に落ちて、そして煙に包まれて蒸発していった…
将門の生首が純達を睨みつける…「おのれ…このままでは済まさんぞ!」
ジークは叫んだ。「純、後は頼んだぞ!この世界の未来を切り拓いてくれ!」




