復活した信長
将門の居城は間も無く完成する…将門は総攻撃の準備を整えると共に、もう一つ敵を混乱させる作戦を実行しようとしていた…
リーエルとミカは将門の総攻撃に備えて各国と連携を取る為に忙しいグランアンジェ女王の為に、世界樹の世話を任されていた…
「ねぇ、お姉ちゃん!これどうするんだっけ?」
「それは1:3で泉の水と混ぜて木の根元にかけるって女王様が言ってただろ!」「そうだった。えへへ…」
…「よいしょ!」リーエルが世界樹の部屋の錠をかける。そして呪文を唱えて魔法錠の完成である。我々の世界でダイヤルロックがあるようにこの世界では錠をかけてから呪文を唱えてより堅固な錠にする。更にこの部屋には女王様の結界が張り巡らせてあるので、知らない者は近づくことすら難しい。
今日はリーエルとミカは久しぶりにオーケアノスで純と一緒に食事をしようという事になっていた。オーケアノスの森近くの草原に着いた二人は森に向かって歩みを進めた。
「キィィィィン!」リーエルを頭痛が襲う。
「あああ…頭が…純!ミカ!…助けて…」
「お姉ちゃん!どうしたの?」ミカが駆け寄る。
「余の事を忘れたのか?リーエルよ!」
ミカは目を疑った。純が倒したはずの信長がそこにいた。「さあ、リーエル。余の所へ帰ってくるのだ。」信長は音叉を鳴らす。リーエルは頭を押さえて倒れ込んだ…「あぁぁぁぁぁ!」
「トライデント!」信長の甲冑を気の槍がかすめる。「純くん!」「少し遅いと思って迎えに来たんだ!信長!…どうなってるんだ…これは…」
ミカは音叉を見て気が付いた。「純くん!お姉ちゃんは信長と契約を破棄して純くんと契約したの。でも音叉をアイツが持っていて、鳴らすときっとお姉ちゃんの頭に影響が出るんだと思う!」
「そうか…契約していないと悪影響が…行くぞ!ミカ!」「はい!」
その時、純は戸惑った。少し悩んで…そして手に持った音叉をポケットにしまった。「純くん?…」ミカも戸惑う。
信長は声高に笑った。「はっはっは!バカめ!覚醒守護神無しで余に勝てると思うのか?」
「やってみなきゃ分からないさ!」
僕は紋章の力を最大限に高めた…「ううう…はぁぁぁぁぁぁ!」紋章が光り出し、右手に魔王レックの業火が宿る…「ぁぁぁぁぁ!」信長も刀を振り下ろす…「ウルワァァァ!」
純の拳と信長の剣がぶつかり合う…信長の剣は砕け散り…いや、跡形も無く焼け去りと言った方が正しいかもしれない…二人はもみ合いながらオーケアノスの海に落ちて行った…
ミカが海に向かって叫ぶ…「純くーん!」
そのミカの声で気が付いたリーエルも心配そうに海を見つめる…
そして二人が見守る中、海中から轟音と共に大きな水の柱が上がって来た…
二人の守護神は純の名前をもう一度叫んだが
返事は無かった…




