黒い蛇
将門の首が地上にスーッと降りてきたと思うと、甲冑を纏った身体と一つになった。
クーファ先生が将門めがけて突進した「将門だか街角だか知らねーが受けて見やがれ!グンニグル!」先生の右手から凄まじい気の槍が将門の甲冑を突き破る…はずだったが、気の槍は音を立てて砕けた…「パキィィィン!」
「お、俺のグンニグルが通じない!」
「ならば!」アリスさんは紋章の力を使う。
「RE:LOAD!」手から放たれた赤い火の玉が何個も将門を襲う…しかし甲冑は少し赤くなるだけで傷一つつかなかった。「無駄だな。ワシの身体は幼い頃、母親が加護をかけたので攻撃は全く効かんぞ。」
先生のグンニグルもアリスさんの連続火球も効かないとなると一体どうすれば…
「じゃあこちらから行くぞ!」将門は剣を振りかざした。「危ない!」リンとテラの防御壁が二重に僕らを包む。
将門が剣を振り下ろす…衝撃波がまるで複数の蛇のようになって僕達に襲いかかる…
「うわぁぁぁぁぁ!」 僕達は全員ダメージを受けた!「な、何故?二重の防御壁なのに…」
「ワシの攻撃は防げん。呪いの力は魔法でも物理でもないからな。」「呪い…」
将門はオーケアノス王宮に向かって衝撃波を出そうとしている…「やめろぉぉぉ!」
黒い蛇が王宮を襲うが、衝撃波は女王様の結界によって消え去った。
「うぬぬ…またクララの仕業か?仕方ない!出直すとしよう。」将門は空高く舞い上がって姿を消した…
クーファ先生が大きく息を吐く「何てヤツだ!信長とは比べ物にならん位の強さだ!」
僕も正直自分の技が将門に通るとは思えなかった。
僕達は将門の消え去った空を暫く眺めていた。




