お風呂
京都では本能寺からオレンジ色の光が岡崎の平安神宮の上空辺りまで伸びていくのが沢山の人に目撃されていた。みんなイベントの一環だろうとあまり気にする人はいなかった。
グランアンジェでは神聖節のお祭りの用意で賑わっていた。こちらの世界の聖暦では豊作を願う聖人節、自然の恵に感謝する魔法節、豊作を祝う守護節、神々に感謝する神聖節が四季の移り変わりを表している。聖人節が守護節、魔法節が神聖節と対を表しており、四種族の源流となっているらしい。
神聖節はこちらの世界でいうクリスマスとお正月が一緒にくるような賑やかなお祭りがある。
次世代を担う子供に感謝するお祭りでもあり、
子供は親から色々大切にしてもらえるとあり、大喜びするのも似ていて面白い。やはり二つの世界はパラレルワールドなのだろう。
僕は冬休みに入ったところだった。ミカはクレアさん、テラはナミさん、リンはクーファ先生の所へ久しぶりに帰っていた。僕は親の待つ実家へ向かおうと部屋で準備をしていた。その時、僕の頭の中に驚きの連絡が入った。
「純さん、私です。アリスです。大変なことが…
グランアンジェが襲われています。」
「し、襲撃?まさかソリューが…」
「そ、それが敵は…ローク一人です。極大魔法を使って城を攻撃しています。エルドラもオーケアノスも他の魔王に攻撃されており、迎撃に追われています。」「分かりました。すぐ行きます。」
僕はミカの黒いカプセルを開けた。
ポンと音がして煙の中からうっすらミカの姿が見えてくる…「ミカ…グランアンジェに行くよ!」
「キャッ!純くん?」全裸のミカが現れた。
「ミ、ミカ?なんで裸なの?」
「ミカね、お風呂に入ってたの…恥ずかしい…」
ミカは涙目だ…
「でも…純くんはミカの彼氏だし、まあいっか!あっ!純くんも入る?ミカと一緒に入ろうよ!ミカが洗ってあげるよ!」
あの…ミカ、服を着て!それどころじゃないんだよ…




