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待ち望んだ復活

ジークはルーニーさんやアリスさん、守護神達の前で陳謝した。「俺は許してもらえるとは思っていない…ただ男が信念を変える時には何らかのケジメが必要になる。まずは謝らせてもらいたい。今まですまなかった。」


リンはずっと目を伏せている…ジークは踵を返して部屋から出ようとした。ルーニーさんがジークの前に立ち塞がった。「待てよ。お前さん何処へ行こうと言うんだ?」「逃げはしない…ロークの首を取ってここへ戻ってくる…その後で俺はどんな罰でも受ける。死を以って償うつもりだ。」


その時、ルーニーさんの拳がジークの頬にヒットした。「バァァァァァン!」ジークは後ろに吹っ飛ぶ。「バカ野郎!死を以って償う?じゃあ今、ここで死にやがれ!そして死んだ気になってエルドラをもう一度立て直しやがれ!」「……」「俺もリンもお前を許すつもりはない。許すかどうか考えるのはお前と国の無事を今も心配しているエルドラの大臣や兵士や国民が安心して暮らせるように国を立て直してからだ。国民の笑顔に比べたらロークの首なんて誰も喜ばねえ。お前の自己満足なんか俺達は要らねえよ。」


その時、廊下の方が騒がしくなった。

「いけません!傷口がまだ塞がっていませんよ!」「うるせぇ!もう大丈夫だって!」

僕達の前に待ち望んでいた人が現れた。

「クーファ先生!」「兄貴!」「お父様!」「国王様!」みんなの目から熱いものが流れる。


「おいおい、色んな呼び方で呼ぶなよ。どう返事していいかわからないぜ。ふう。話は聞いたぜ。

おい、ジークよ。純やルーニーの言う通りだ。

俺たち三国が連携して国民の暮らしを守ることが優先だ。ロークなんざその後で考えればいいことだ。痛てててて。」「クーファ国王…本当にすみませんでした。」言葉はシンプルだがジークが守るべき信念を取り戻したことはそこにいる全てのものが分かった。


先生にルーニーさんが肩を貸す。

「よっと。やっぱり俺の兄貴は不死身だわ。」「当たり前だ。お前に金を貸してるから返してもらわないとな。くたばれないよ。」みんなに笑顔が戻った。リンも僕の胸で思いきり泣いた。僕はリンを抱きしめた…



女王様にクーファ国王が語りかける…

「なあ、女王よ、そのうちアイツにオーケアノスを任そうと思ったが…こりゃダメだな。アイツは一国の国王で収まる器じゃなさそうだ…」


「確かにな…」女王様は微笑みながら頷いた…



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