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帰還

その時、アリスの牢の壁が音を立てて崩れた。

「ドーーン!」「な、何事だ!」壁の中から誰かの影が…


そこには覆面の男が立っていた。

黒い布で顔を覆っている。その男は次の瞬間、僕が信じられない技を使った。


「トライデント!」

ロークを守っていた兵士四、五人が吹っ飛んだ。

「おのれ…オーケアノスの手の者か…まさか…お前、クーファ国王か?」「誰がクーファだって?」クーファ国王がローク国王の前に現れた。


「ク、クーファ国王どうしてここに?」

ローク国王が怯んだ隙に覆面の男は僕とアリスさんを連れて瞬間移動した。「うぬぬ…どこへ逃げた…探せ!探すのだ!」兵士が階段を駆け上がる。「おいおい、お門違いもいいところだぜ。俺は王宮に用事があって来ていたんだ。ところでお前の前で睨んでたアイツが何かしたのか?」「いや…」ロークは説明することが出来なかった。説明すればアリスが地下牢に囚われていたことも説明しなくてはならない。話に整合性がつかなかった。


「ローク国王、アイツはな俺の弟子だ。そして娘の婿でもある。つまり俺の息子だ!」

「ク、クーファ国王の息子!」

「王宮内で騒ぎを起こしたことはこの通り詫びる!済まなかった。しかし、同盟国のアンジェの女王や俺の身内を傷つけたら…俺も黙っていることは出来ない…分かってるよな。」「くっ…!」

「じゃあ俺は用事が済んだから帰るわ。あっ!それとさっきの覆面野郎と俺は無関係だからな。」


クーファが帰った後、ローク国王は舌打ちをした。「クーファめ、アンジェ共々地獄におくってやる!」




僕達はオーケアノス城に戻ってきた。僕はカプセルから三人娘を出した。「はぁ〜よう帰ってこれたわ。」「ホントだね〜。」「でも旦那様がご無事で良かった…」

覆面の男が顔を覆っていた布を取った。

「ふう〜みんな無事か?」

男は精悍な顔つきで、どこかクーファ国王の面影があった。




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