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国王の真意

「ガチャ…あっ!おはよう…ございます。」

「おはよ…ございます…」

お互いに気を遣いあっているのが分かる。


昨日のことがあって気まずい空気が流れている。

何とかしたい…何か言いたいのはよく分かるのだが…言えないまま時間だけが過ぎて行く…


「ご馳走…さま…でした。」



晩餐会の時間が近づく…

「じゃあ純さんは国王に話しかけられたら直球で勝負してください。〝兵を出すってウワサを聞いたのですが本当ですか?〟そして相手の出方を見ましょう。」「分かりました。僕はそこまでが任務なのですね。」「任務…」アリスはしばらく考えこむ…「アリス…さん?」「あっ…す、すみません…」


国王の使いが部屋に来た。「では、晩餐室にご案内します。」


二階の広いフロアに通される。沢山の人に圧倒されそうになるが、僕の招かれた席は決まっていた。国王から挨拶があるそうだ。


「皆様、今日は王宮晩餐会にお集まりいただきありがとうございます。国王のロークでございます。今日は武闘大会の優勝者を招いております。

どうか彼を讃えてやってください。

そして心ゆくまで今日は楽しんでお帰りください。」


国王の挨拶が終わるとソリューの上流階級の人達が僕に挨拶に来る。なかなか国王と話す機会がない。このまま晩餐会が終わるのではないかと思ったその時、国王がグラスを持ってやって来た。


「この度はご苦労であったな。また腕を磨いて大会に参加して欲しい。この後は楽しんで帰るようにな。」「国王様、伺いたいことがあります。」「何じゃ?申してみよ。」「ソリュー王国が他の国に侵攻するという噂を耳にしました。真偽の程をお聞かせ頂けますか?」


「無礼な!国王様に向かって!」国王は衛兵を制して「よいよい。そなた何故そのようなことを聞くのじゃ?」「私はグランアンジェの騎士ナイトです。自国愛があるのは当然です。」

「なるほどな、しかし心配しないでよい。我が国はそのようなことを画策してはおらぬ。女王にも安心するよう伝えて欲しい。」「大変失礼を致しました。そのようにお伝え致します。」


国王は僕に背を向けて去って行く。

そして側近の者に耳打ちをした。


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