紋章の秘密
「純さんはこの世界は人間、私達魔法使い、ミカさん達守護神、そして神族の四種族から成り立っているのをご存知ですか?」「はい。ミカの親代わりのクレアさんから伺いました。」
「諸説ありますが、私達の考えでは人間から魔法使いが派生して魔法使いから守護神という種族が派生したと考えられています。ところが神族だけは元々人間を作ったと言われる種族で、転生を繰り返して、種族を強化していくと言われており、また転生すると前世の力がそのまま受け継がれると言われています。転生が出来るのは神族のみと言われています。」
「じゃあ…」「はい。純さんは神族が転生して異世界で生まれた存在で、次にまた神族に転生されると思われます。」なんか壮大なスケールになってきたな…
「じゃあ僕の前世なんかが分かるんですかね。」
「私も術にかかっていて正直目がぼやけてはっきり紋章が見えた訳ではないので…紋章には情報も入っているので全てが分かる訳ではないですけど少しなら…」
「神族って強いんですか?」「私達の立ち入れるような存在ではありません。正直、純さんは人間体に転生されています。力も100パーセント出せていないと思われます。それにジーク王子もかなりの使い手です。それを軽々と…金属バットや一本足打法も紋章の力があればこそですよ。」
「まあでも、ジークもこれで大人しくなってくれたら僕のお役はご免ということですよね。ミカのことがあるからこちらの世界には来るでしょうが…」「そう落ち着いてくれることを私も願っております。」
突然ミカが僕の腕をつかんで自分の方に抱き寄せる。
「クレアおばさんを助けてくれたご褒美ね!
チュッ!」
ミカは僕の頬にキスをした。人生初の彼女のキスで僕は逆上せて湯舟の中に倒れてしまった。
「あー!純くん!大丈夫?」




