ジークとの再戦
「お、お前、なんでウチらが来ることが分かっとったんや。」テラとアリスは変化の術を解いた。
「おや、裏切り者の守護神か…それと、グランアンジェの魔法使いも。女王が命じたスパイだな。
相手に見つかったスパイの末路は死刑と決まっているな。」ジークは剣を抜いた。
ジークは得意の真空波を剣から繰り出した。
テラとアリスは左右に分かれて避ける。
真空波は螺旋階段に命中して階段は崩れ落ちる。
テラとアリスはジークと下のフロアで対峙した。
フロアにはたくさんの兵が集まってくる。
二人は完全に囲まれてしまった。
アリスは強く何かを念じた。「ううう…」
腕に紋章が現れる。ジークは目を見張る。
「コイツはRE:LOADの紋章!賢者?いや、魔導士か!貴様ら気をつけろ!」
アリスの手に炎が宿ったと思ったら敵兵士に向かって飛んでいく。そしてまた次の炎が宿る。また飛んでいく。まるで炎のマシンガンのようである。
テラは「この姉ちゃん、何者や?
魔法は念じて放ってそしてまた使えるまで時間がかかるのに…まるで無限の魔法力やで。流石はグランアンジェで一、二を争う魔法使い…いや、魔導士やったな。味方で良かったわ。」とアリスを見つめた。
ミカちゃんに耳掃除をしてもらっていた僕は、突然、頭の中で自分を呼ぶ声が聞こえてビックリした。
「純さん、純さん。」「その声はアリスさん?どうしたんですか?」ミカちゃんもビクッとして驚く。
「敵に見つかってしまいました。兵士の数が多いのでこのままでは捕まってしまいます。何か良いお知恵はありませんか?」僕は一瞬どうしようとパニックになったが、とりあえず金属バットを持って、ミカちゃんと手を繋いだ。
「あまり期待は出来ませんが、僕達も闘います。
そちらに呼んでください。」
「分かりました。」アリスは純や守護神の二人に
戦闘に参加させるつもりはなく、相手が気をとられた隙にみんなを瞬間移動させるつもりであった。
魔法陣に飛び込んだ僕達はエルドラ王宮のアリスの側に現れた。アリスさんが僕達を気にした一瞬をジークは見逃さなかった。ジークは呪文を唱えた…
「傀儡の術!」「しまった!」
アリスさんは突然身体の自由を奪われ、その場に崩れ落ちた。テラちゃんも僕達もアリスさんに駆け寄る。
ミカちゃんが「こっちに来ないでよ!バカァ!」とカミナリを落とす。もちろんジークにカミナリは全く効かない。
ジークは「四人まとめてあの世に送ってやる」と言って剣を振りかぶった。




