表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/108

混浴

昨日は早く休んだせいか、僕が最初に目を覚ます。

昨夜は食事も摂らないまま、寝てしまったから腹ペコだよ…アリスさんってもう起きてるのかな?


ちょっと呼んでみよう。確か頭の中で念じるんだよな。〝アリスさん。起きてますか?〟


魔法陣が床に浮かび上がり、アリスさんが現れた。「お呼びになりましたか?」

「大変厚かましいのですが、お風呂とお食事を頂けませんか?」


「分かりました。実は昨夜、お誘いに伺ったのですが、もう休んでおられたのでお疲れかと…

お風呂はすみませんが、お一つしか準備出来ないので順番に…その後でお食事を準備させて頂きます。そしてその後、準備が出来次第、王宮を出発致しましょうか?」


「何から何までありがとうございます。じゃあ僕達もそのような予定で準備致します。」


じゃあ二人がまだ起きない今のうちにお風呂を頂こうかな?僕は準備をしてアリスさんに教えてもらったお風呂に入りに行く。


「ああ〜いいお風呂だ!」


僕は左腕の傷がなくなっているのを思い出して、じっと自分の腕を見つめた。

何故傷が…それとジークが言った転生者とは一体何のことだろうか?


湯舟に浸かりながら色々考えていると、脱衣所からミカちゃんとテラちゃんの声が聞こえてきた。「あんたは元カノやろ?今カノはウチやで!」「ムッカ〜!純くんの彼女はミカだけです!」


え…まさか…


「あっ!純くんいたよ!純くーん!」

「ホンマや!純、ウチらも入るわ!」


ちょ、ちょっと待って…!


二人は水着で広い湯舟に入ってきた。

タオルで前を隠しながら隅の方に移動する。


「なんや純、そんな隅っこの方に行って。

こっちおいでえな。」

「一緒に入ろうよ。純くん。」


ヤバい!こっちの世界ではお風呂は水着着用か当たり前?今、出ると変態扱いされるな。いやダブル契約解除とか。どうしよう。どうもこうもここは入り続けるしかないのか?タオルを巻くヒマもないよ…


僕は我慢し続けたが逆上のぼせる一歩手前である。どうしよう…



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ