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リンゴとお馬さん

声をかけてきたのは赤ちゃんを抱いた若いお母さんのような女性だった。


「えっ?もしかして僕ですか?」「もしかしなくてもあなたです。ちょっと悪いんだけど、子供にミルクをあげる時間だから、店を見ててくれない?」色々聞いて周らないといけないから急いでいるんだけど…人助けなら仕方ないな。


「いいですよ。少しなら。」


で、この店は何を売っているのかな?

よく見るとリンゴが沢山ならべてある。

なるほど…これを売ればいいんだな。


しかし、幸か不幸かお店にはお客さんは誰も来ないまま、さっきのお母さんが帰って来た。


「ありがとね、お礼しないと。」


そう言って彼女はリンゴを三つほど袋に入れて僕に渡してくれた。「すみません。あまりお役に立ててないのに。」「ここは市場だから朝しかあまりお客さんが来ないんだよ。気にしないでね。ありがとう。」人助けどころかリンゴを貰ってしまった。


さっきのお馬さん、リンゴ食べるかな?僕等と一つずつしようかな?そう思ってお馬さんの所にミカちゃんと戻った。


お馬さんにリンゴをあげた。すごく美味しそうに食べてくれている。お腹が空いていたのかな?


すると僕の背後うしろから「なんだ貴様。人の馬になんか用か?」と声がした。

振り返ると王宮に向かう道で僕等を追い越していったあの青年がこちらを見ていた。


ミカちゃんが「あの〜すいません。ミカ達クレアっていう、魔法使いのおばさんを探しているんです。昨日、鎧を着た男達に連れて行かれたんです。」そう言うと青年はこちらをにらんで


「なるほど…そんなことを調べてる奴はただでは帰すことは出来ないな。」そう言って青年は腰の剣を抜いた。

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