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エインラッド

20120228

エインラッド


 宇宙の闇を吸血鬼が駆ける。ビームとミサイルの嵐の中を、何もないダークマターの海を泳ぐが如く駆け抜けている。

 ヒトを情報レベルで融合することで自在な動きをする戦闘兵器マージアーマー。その性能は融合したヒトの種族によっても変わる。宇宙に出た吸血鬼はその種族特性により化け物へと進化を果たしてしまったのだ。

 ダルブが少し考えるだけで彼は霧となりミサイルをすり抜けビームを通し、そして実体化する。

『無駄無駄無駄無駄ァ! おとなしく降れい!』

 機械声帯を通してダルブは叫ぶ。電波に変換された音は相手に届いて再び音へと変換される。そのラグの間もミサイルは舞いビームは飛ぶ。無駄な散財だ、とダルブは思った。

 滅び行く故郷の星を飛び出して、拾ってくれたのは傭兵団シシレモンの団長だった。彼に恩返しをするために、彼は戦っている。

 マージアーマーによって倍加された種族特性である怪力を発揮し、ダルブのエインラッドは敵のマージアーマーを武器も無しに捻り、砕き、潰す。胴体をそうしないのは優しさではなく、恐怖を与えるためだ。武器やスラスターから壊す。そして四肢を先の方から一本一本丁寧に。動けなくなってから、マージアーマーの顎で敵の首筋をがぶり。

 血から情報と栄養を得て生きていた吸血鬼は、マージアーマーからは直接搭乗者の情報を食らう。そしてマージアーマーが持つ全ての情報を略奪するのだ。

『さあ! 私の糧となれ! それが嫌なら降伏するんだ』

 抜け殻となった敵を投げ捨て、ダルブはその場にいた全ての敵に宣言した。

エインラッドは一日一ロボにはありません。

ですが、搭乗者のダルヴ・エールカルドというキャラクターを一日一ロボパイロット縛りで制作しました。

http://blog.livedoor.jp/tohka_1day1chara/archives/5601922.html


吸血鬼の能力を発揮するロボ。いいかもしれません。

ファンタジーとロボ、意外と相性がよいのです。

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