ラーマサカド
東京の街に破壊ロボ現る!
「ひゃーひゃひゃひゃひゃー! ボクチン様のウルトラハイパーDXデンジャラス破壊ロボ28号は無敵だもんねー!」
などと宣いながらドラム缶のお化けみたいな体を揺すり、扁平な金属に細長い棒をくっつけただけのような脚を何本もがっしゃがっしゃと動かしながら街の建物を踏みつぶして歩く。その姿はまさに破壊缶。
「むぁてぃッ!」
とそこに天から声。
「む! 何やつっ!」
律儀に答えるドラム缶。
「日本の民は我が臣民にして神民なり! これ以上我が民に対する狼藉は許さんッ!」
声の主は東京タワーのビルの上に立っていた。黄金の肌にハヤブサの顔、身に纏うは襞の付いた白い麻製の腰布に、青色の美しい豪奢な前垂れ。まさにファラオ!
「来たれ我が躯!」
その金色の隼頭の男はジャンプすると、空を飛んできた巨大なロボットの胸に格納された。ロボットはその男をそのまま巨大化させたような見た目だった。
「我は太陽神ラーにして」
爪先から頭の天辺へと、光が凝固していき具足となっていく。太陽を象った兜飾りが神々しい。
「神となりし新皇であるぞ!」
右手に光を集め、凝縮させる。出来たのは反りを持った日本刀。
目の周りを青く化粧した隼頭の平将門、即ち――
「ラーマサカド、ここに見参!」
刀の切っ先を呆然とするドラム缶に向け宣言した。
「成敗する!」
ラーマサカドの設定
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