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シラン・ショウバン 1話〜3話

掲載日:2026/10/25

【前作のおさらい】

前作「ハーモニカ物語」では

田中と鈴木は結婚し、幸せな家庭を築きあげた。

まぁ、こんなことは今作の物語には

なんの関係もないのである。


【第1話 立ち上がった男】

5320年、個性豊かな人たちで賑わう

ギャグタイリョウ星はとある危機にさらされていた。

それは「全人類ブタッパーナ計画」

とある組織「ブタッパーナ組」はとあることをきっかけに、この計画を始めたのだ。


「しまった!この街もブタッパーナ組が来ているのか…!」

「そこのお前!」

「はっ!やばい!」

「お前も豚鼻にしてやる!」

「くそっ!こうなったら!俺のゲップ技をくらえ!」

ゲェェプ!

「ははは!そんな技俺には効かんぞ!」

「な、なに!?」

「終わりだ!これでもくらえ!」

「や…やばい!」

「必殺!普通張手(ノーマルビンタ)!」

バチーン!

「ぐわぁぁぁぁ!」

何者かの手によって、ブタッパーナ組のひとりが倒された。

ドサッ。

「だ、誰だ?」

「おいお前、怪我はないか?」

「は、はい、大丈夫です。」

「ならよかった、この街にもブタッパーナ組のやつらが来ているから気をつけるがよい。」

「わ、わかりました。っていうかあなたは?」

「俺はこの世界のどんな技でも操る男、森羅万象こと「シラン・ショウバン」だが。」

「シランさん…って言うんですね!」

「なんだ?男が男にナンパのつもりか?」

「違います!あの、できればあなたと旅がしたくて…!」

「旅?まぁ俺はブタッパーナ組を全員倒したら、オーストラリアへ行くが、ついてきたいのか?」

「違います!その、一緒にブタッパーナ組を倒しに行きたいんです!」

「そうか、お前はそもそも何者だ?」

「僕は、ゲップの使い手(ゲッパー)です!」

「ゲッパー…か。。。下品なやつだ。」

(1番図星なこと言われたー!)

「確かに下品だと思いますけど!シランさんと旅がしたくて…!」

「わかった、いいだろう。」

「本当ですか?」

「ちょうど俺も飲み友が欲しかったんだ。」

「飲み友?!」

「あ、俺はまだ16歳だったんだ。」

(その見た目で!?)

「僕の2個上ですね。」

「ゲッパー、14か。じゃあ飲めないな。」

「いや、シランさんも飲めないですよ!」

「まぁいい、ついてくるがよい。共にブタッパーナ組を倒そう。」

「はい!よろしくお願いします!」

こうして、ゲッパーとシランは共にブタッパーナ組を倒す旅に出たのだった。

あと()の中はゲッパーの心の声のツッコミである。


【第2話 お前どうせ雑魚だろ?】

「雲の上で〜 へそを丸出しにしたい〜」

(さっきから歩きながらシランさんは何の歌を歌っているんだ…)

「待ちな!」

「!?」

「私はブタッパーナ組の少し偉い部に所属している「ブタバナトモスケ」だ!」

「個人情報をあまり名乗らない方がいいぞ。トラスケ。」

「誰だよ!トラスケって!個人情報ってただ名前言っただけだよ!」

「俺はシランだ。よろしく。」

「お前も名乗ってどうするー!」

「まぁいい。トモスケ。俺が一瞬で倒してやる。ゲッパー下がってろ。」

「わかりました。シランさん。」

「ははは!この私が一瞬だと?舐めるのもいい加減にしたらどうだ!」

「お前どうせ雑魚だろ?」

「え?」

「トモスケ、お前どうせ雑魚だろ?」

「ば、バカ言うな!俺は最強なんだぞ!」

「物語の序盤に出てくる敵だ。お前は雑魚だ。あと、本当に強いやつは自ら最強とは言わない。」

「くっ…まぁいい。かかってこないならこっちからいくぞ!」

トモスケがシランに向かって走る。

「必殺!普通殴打(ノーマルパンチ)!」

バキッ!

「ぐはっ!」

バッターン。

(シランさん、やっぱ強い…!本当に一撃で仕留めた…)

「な?ゲッパー、雑魚だっただろ?」

「そ、そうですね。」

「物語あるあるなんだよ。作者が最初から強い敵を出すわけがない。」

(裏事情だー!)

ふたりはまだ歩いてゆく。


【第3話 作者の力を借りよう】

「シランさん、いったいどこ目指して歩いてるんですか?」

「ブタッパーナ組の城だが。多分こっちだと思う、って分度器は言ってる。」

(この人分度器頼りに道進んでるー!)

「で、でもシランさん、まだ森の長い道が続きますよ!」

「そうだな、このまま歩くと体力が消耗してしまう。こうなったら」

シランはブルーシートを敷き、ポケットからポテチを出した。

「こうなったら休憩だ。花見をしよう。」

(えー!?)

「ゲッパー見ろ、桜が綺麗だぞ。」

(今11月なんですけどー!)

「ポテチ機内食味、食うか?」

「い、いりません!とにかく急がないと、このままだと全人類が豚鼻にされますよ!」

プゥ。

シランは立ち上がった。

「わかったよ。こうなったら奥の手だ。」

(この人今屁こいたよね?!)

「奥の手って、どうするんですか?」

「作者の力を借りよう。」

「えっ!?作者?!」

「おい作者、このままブタッパーナ組の城の前にテレポートさせてくれ。」

「作者です。了解しました。」

(いいのー!?)

シュン。

「よし、テレポート完了だな。」

(これでいいのか?)

「本当だ、城の前に…」

「よしゲッパー、中へ入るぞ。」

「止まりな!」

「え?」


つづく

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