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この作品には 〔ガールズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

初恋の幼馴染が女の子だった話

作者: Morisa1380

男装女子を書きたかった、百合を書きたかった、ただそれだけ。

いつも通り、私、美香(みか)は幼馴染の(なぎさ)を呼んでお泊りをしていた。


渚が先に風呂に入っていいと言うので、入っていると、突然、浴室の扉が開き裸の渚が入ってきてパニックになる。


そして、

私は衝撃の事実に気づいてしまった。


()


「ん?どうしたの?」

と幼馴染の渚が聞いてくるが、私は今、それどころじゃないのだ。


「え、えーええええええええええええええ!!!!!!」


「どしたの?」

と、渚に聞かれ、震える声で、私は

「女子?」

と言う。


すると、渚は意地悪そうな顔で

「あっ、バレちゃった?」

という。


こいつ、確信犯じゃねーか。


「は?は?は?」


「ていうか、気づくの遅過ぎ」


「え??え?」


「語彙力消え過ぎw」


「え、うそぉ、うち、14年間も一緒にいたのに気づけなかったの??????」


「そうだね」


「えぇぇぇ、うそぉ、なばかな」


「…」


「なーんで教えてくれなかったの?」


「いつ気づくかなって思って、面白かったし」


「ぇぇぇぇぇぇぇ、うそぉ、渚が女子って、納得いかない」


「納得しなくても、女子である事実は変わらないけどねぇ」


「だって、渚は男の子、男子じゃん」


「へぇー、その、男子だと思ってた幼馴染を中3にもなって家に上げてたんだぁ?しかも、今回も、この前も、両親いない時なのにぃ?同じ部屋で寝てたんだぁ?」


みかの親はどちらも出張中なのだ。


「ぅ〜」


「て言うか、小さい頃、一緒に風呂入ってたよね?なんで気づいてないの?」


「ぅぇっ?た、確かに?」


「そこに気が向かないくらい、他のことで頭がいっぱいだったのかなぁ?」

と、相変わらず意地悪そうな声色と表情の渚が顔を近づけてくる。


「うっ」

風呂に一緒に入っているので、渚の髪が濡れており、水が垂れててなんか、なんか、えr。


…水も滴るいい男?

……女か。


「おーい、変なこと考えてないで、こっち見てよ」


「水が垂れてて、なんか、なんかちょっと、えr」


「おーい、考えていること、そのまんま、声に出てるよー」


「くっ」


「おーい、戻ってきて〜」


「…」


「ねぇってばぁ〜」


「女子同士、つまり、一緒のベットで寝ても、問題なし!?」


「なんか急だね?!」


「はわわわわわぁぁぁぁ」


「落ち着いて」


と、私が考えていると、なぜか視界がぐらついてくる。


「ちょっ!みか!?」

と珍しく渚の慌てる声が聞こえたものの、そのまま私の視界は真っ白に染まった。



、、、、、、、



「んぅ」


「大丈夫そ?」


「あれ?なんでリビングいるの?うち」


「みかがお風呂でのぼせたせいだよ」


「渚が連れてきたの?」


「そ」


「力持ちすぎない?」


「鍛えてるからね」


「なんで?」


「さぁ?」


「誤魔化されたぁ」


「ん〜対象として見てもらうため、かな?」


「…」




……反則じゃん。























私の初恋、思った以上に面倒なことになったみたい。

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