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第7話】 「早死に家系なのに92歳!? 義母と実母のロングラン物語」

「長生きしたいですか?」

……もしあなたの親が90歳を超えても元気だったら、素直に喜べますか? それとも少し複雑ですか?


当時の私はピンときませんでした。

なにせ毎日、“おばあちゃんズ”の板挟み生活。


でも、現実はもっとすごかった。


・義母:自称「早死に家系」なのに、まさかの92歳までピンピン現役


・実母:元・病弱少女、なぜか今が全盛期


……いや、なんなのこの展開。


今回は――

**「どこでギア入れ替えたの⁉」**な二人の長寿伝説と、

そのはるか後方で振り回され続けた私のサバイバル記録をお届けします。


### 推し活と同担拒否###


義母が認知症と診断された頃、私はまだフルタイム勤務。

ところがそのあたりから、職場に義母関連の呼び出しが増え始め、さらに職場でも理不尽な扱いを受けるように……


「もう限界かも」

そう判断して退職を決意しました。


そのころ、義母の認知症もじわじわ進行。

もともと「女の子がほしかった」と口にしていた義母は、私を推しのように扱うように。


推し活はいい。

でも、義母は“同担拒否タイプ”。

私が実母と仲良くしていると、露骨に不機嫌な顔をする。


……焼きもち、かいっ。


――――――――


### こっそり電話の切なさ###


ある日、母からこっそり電話がきました。


「今ね、B子さん(=義母)が、お風呂に入ってるの。だから今のうちに電話してるのよ。ほんと大変なの……あっ、出てきた! 切るわねっ!」



ツー…ツー…ツー……

受話器を見つめながら、私は心の中でつぶやきました。

「お母さん、ごめんね……」


こんなやりとりが、しばらく続きました。


――――――――


### 義母92歳、奇跡のアスリート###



月日は流れ、義母は92歳の誕生日を迎えました。

その年の定期健診で、医師が笑顔でひとこと。


「血管年齢、50代です」


……いや待って。92歳なのよ、この人。

どこの奇跡のアスリート⁉


血液検査もパーフェクト。腫瘍もナシ。

体内のどこにも文句がない。


家族で拍手してたけど、私の頭の中はツッコミの嵐。

ありがたいけど……逆に私の方が悪い結果出そうで怖かった。


――――――――


### 「早死に家系」のはずが…###


それにしても――

**「私は早死に家系なの」**って言ってた人が、誰より長生きって、もはやギャグ。


結婚直後、義母はこう言っていました。

「私、70までは生きられないと思ってるのよ。うちは早死に家系でね。父も兄も、脳溢血で……」


あのときは“余命宣告”みたいなテンションだったのに。

今や、人生のロングラン真っ只中。


入院ひとつせず、ピンピン。

……人間、意外と丈夫。


――――――――


### 実母もまさかの全盛期###


もうひとりいる。私の母。


若い頃は「体調を崩してばかり」だったのに、70代に突入してから元気に拍車がかかり、いまや90歳。


「100歳まで生きるのが目標よ」

と、キラキラした笑顔で言う。


……いやいや、子供の頃に元気でいてほしかったよ。

なんで今、全盛期なんだ。








【次私の人生は“予定外”の連続だけど、

この「ダブル母・驚異の長寿コンビ」も上位ランクインです。


義母なんて、あれだけ「私、長くないと思うの」って言ってたのに、まさかの延長戦フル装備でピッチ復帰。

実母も、昔の病弱設定どこ行った?ってぐらい全力元気。


もちろん、元気でいてくれるのはありがたい。

……思ってはいるんです。ええ、一応は。


でもね、支える側のしんどさって、“感謝”だけじゃまかなえないときもある。


人生ってやつは――予定通りにいかないからこそ、たまに笑える。


ここで質問です。

あなたの家族は「長寿派」ですか?それとも「短命派」ですか?

もし親が90歳を超えてもピンピンしていたら、あなたは素直に喜べますか?それとも少し複雑ですか?


###【次回予告】 ###


あれだけ元気だった義母の体に、ついに“本当の病気”が見つかります。

……人生のツッコミどころは、まだまだ続く。


――その前に。

少し寄り道して「幼少期編」を2話、お届けします。

私がどうして“波乱強運ライフ”を生き抜けるようになったのか――

そのルーツを、ちょっとだけ振り返ります。




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