第4話|次男なのに“長男ポジション”!? 借金と介護と遺言が降ってきた日
【前書き】
「次男だから親の面倒は関係ない」──そう信じて結婚した人、いませんか?
……はい、私です。
でも現実は、借金も介護も遺言まで背負わされて……
気づけば“長男ポジション”に格上げされていました。
**借金のセレクトショップ**
義兄の金遣いについては、付き合っていた頃から耳にしていました。
「ちょっとお兄が、ね……」と夫はいつも口ごもっていたけれど、
結婚してから、その“ちょっと”が“だいぶ”だったことを思い知るのです。
最初は些細な無心から始まり、金額はどんどんエスカレート。
気づけばサラ金にまで手を出していました。しかも一社どころではない。複数社。
**まるで借金のセレクトショップ。***
前菜・主菜・デザートまで、全部“返済未定コース”。
返済日が近づく頃には姿を消し、借り逃げという名の伝統芸。
これ、誰が習得した技なんですか?
**義母 vs サラ金**
その間、義実家では何が起きていたかというと――取り立てラッシュ。
当時は今より法規制もゆるく、義母はこう言っていました。
「毎日玄関をドンドンされて、怖くて眠れなかったのよ」
掛け軸がちょっと曲がっただけで卒倒しかける“昭和のお嬢様”が、
まさかサラ金相手に土下座をするとは。
人生、何が起こるか本当にわかりません。
**義兄の必殺技「口内炎アピール」**
一方そのころ、義兄は数ヶ月ぶりにのこのこ帰宅。
「母ちゃん、ちょっと体調がさ……」
熱がある、咳が止まらない――病人ムーブ全開。
義母は一発で陥落。
「ろくな物食べてなかったから、口の中、口内炎がびっしりできてたのよ。かわいそうに……」
……いや、それで借金はチャラになるんですか?
ちなみに義父はその少し前、こう釘を刺していました。
「金を返すまで、あいつを家に入れるな」
が、その言葉は“口内炎アピール”で秒速リセット。
義母の「かわいそう」に勝てるルール、この家には存在しません。
**ババ抜きのババが回ってくる**
当然、私たち夫婦にも話は回ってきます。
「義兄の借金」というババが、なぜかこちらの手札にある不思議。
この頃には、私のムカムカメーターは常にレッドゾーン。
義兄のトラブルは何度も繰り返され、
ついには義父の経営していた事業まで傾き、倒産寸前に。
**義父の最期の言葉**
そんな日々のストレスが祟ったのか――義父は肺がんを患い、5年の闘病生活の末、静かに旅立っていきました。
その最後の夜。
義母にこう言い残したそうです。
「もう、あいつ(長男)のことは構うな。
俺たちの子は、次男一人だと思え。
これからは、次男だけを頼って生きていけ」
……ちょっと待って、お義父さん。
それって、うちの夫のことですよね?
今ここで初耳なんですが。
契約書もなければ、クラウド署名すらしてませんけど?
**長男の嫁どころか長男本人?**
私はハッキリ決めていました。
「長男とは結婚しない」って。
結婚前、夫にも聞いたんです。
「親の面倒見る気ある?」
夫は笑って言いました。
「俺は次男だし、親を見るように育てられてないから大丈夫だよ」
……信じたんですよ。
なのに今、この展開。
長男の嫁どころか、“長男本人”の役回りまで担わされていませんか、私?
しかも、“永遠の少年(義兄)”までオマケ付き。
え、これって――どんな悪質サブスクですか?
「しかも解約ボタンがグレーアウトされて押せないタイプ。」
**デフォルトは「思い通りにいかない」**
このとき私は一つ学びました。
「人生、思い通りにいかない方がデフォルト」
でも――この時点では、
まだ「私の母と義母が同居する未来」なんて1ミリも想像していなかったのです。
そう、これはまだ序章。
“波乱強運ライフ”は、ここからが本番なのです。
**【あとがき】**
“次男だから安心”って思っていた人、いますか?
私はそう信じて結婚したけれど、現実は「借金・介護・遺言」つきの長男ポジションでした。
……どこで道を踏み外したのか。いや、スタート地点から道がなかった説。
ここで質問です。
もし義父に「次男を頼れ」と言われたら……あなたは従いますか? それとも反発しますか?
コメントでぜひ教えてください!
**【次回予告】**
義父の死後、家は売却され、義母が我が家に「ちょっとだけね」とやってきました。
……が、“仮住まい”のはずが、なぜか居座りモード突入。
そして登場する、もう一人の“母”。
「うちに来なさいよ」
その一言で始まったのは、まさかの 母 vs 義母の二人暮らし。
次回タイトル
「姑リレーは突然に! ~仮住まいのはずが“ダブル母”同居スタート~」




