第3話 伝説の兄と、盲信する母 ~花婿修行40年と借金騒動のはじまり~
あなたの家族や親戚に、“なぜか特別扱い”される人はいませんか?
勉強も運動も万能だったのに、大人になったら人生の迷子。
それでも「すごい子!」と信じ続ける親。
今回はそんな「伝説の兄」、そして彼を盲信する母、
さらに巻き込まれていく“次男の夫”に隠された波乱の種のお話です。
**義母の自慢は兄一択**
恋愛中から、なんとなく気づいてはいました。
「このお兄さん、なんかあるな……」って。
夫の1つ上の兄。義母いわく――
「幼い頃から何でもできる子だったのよ〜。勉強も運動も万能で、自慢の息子!
運動会ではいつもリレーの選手だったの」
その“自慢の息子”が、後にあんな伝説を残すことになるとは。
(もはや伝説じゃなくて怪談レベル)
**次男の扱いは“空気”**
それに比べて夫はというと――
「元気ならそれでいいわ」的な、空気扱い。
ちなみに夫もリレーの選手だったらしいのですが、
その事実は義母の記憶から完全削除。
兄への期待と次男への雑な扱い。
落差、えげつなっ。
**開成受験の急展開**
そんな兄が、小6の夏にいきなり言い出しました。
「俺、開成中学、受けるわ」
は? 今から? 何その急展開。
どうやら“頭いい友達グループ”に感化されたらしい。
義母は慌てて塾を探しましたが、
「今さら?」と一喝されて終了。
仕方なく参考書1冊で挑み、結果は……はい、不合格。
その後は地元の公立中へ。
高校受験でようやく第一志望に合格。
よしリベンジ!
**のんびり“草夫”の青春**
一方、夫はというと――
「中学受験ってなにそれ?」状態で、のんびりテニス三昧。
高校も“成績順で自動的に振り分け”の地元校に進学。
もちろん部活はテニス部。青春一直線。
進路選択のタイミングで、
「大学? 働いて稼ぐ方が早いっしょ」
なんて言っていた彼に、義父がひとこと。
「男なら、大学は行っとけ」
その一言でしぶしぶ受験し、受かった大学へ。
(このゆるさが、逆に長所でもあるんですけどね)
**兄、競馬の沼へ**
さて、その兄は――
浪人時代に「競馬」という禁断の扉を開けていました。
「参考書を買うから」
「塾の授業料が必要」
そう言っては、実際は馬券に。
義母はすっかり信じて、“授業料”を何度も支払ったそうです。
夜は遊び歩き、小遣いはすべて馬券に。
足りなくなれば「ちょっと貸して」を繰り返す。
しかもプライドは天井知らず。
夫の通う大学を「くだらん」と見下し、
「受かっても蹴るから」
……いや、まず受かってから言いなさいよ。
**伝説の“花婿修行”**
そんなこんなで三浪の末、ついに“日本一の大学”に合格!
親族皆で万歳三唱。
……が、なんと一年で中退。
からの――
「オレ、弁護士目指してるから」
そして40歳まで実家暮らしの無職。
“花婿修行”という名の、ただのニート生活。
料理だけはやっていて、義母はこう評価。
「おいしいの」
(義母の採点基準、そこだけ?)
**義母の盲信**
何より驚いたのは、彼を一切責めない義母。
むしろ堂々とこう言いました。
「腐ってもタイっていうでしょう?
だから、腐っても男は偉いのよ」
……え、21世紀の日本ですよね?
タイどころか、もはや干物だと思うんですが。
現に義母宅の食卓では――
義父が一番おいしいもの。
次が兄。
その次が夫。
最後が義母。
という謎の序列。
令和になっても変わらない“家制度”がここにあった。
**そして悟ったこと**
この瞬間、私の中で“すべての原因”が一本の線でつながりました。
そうか。
この母が元凶だ。
義兄の“花婿修行40年”、今振り返っても現実とは思えないほど。
でも確かに、あの食卓には「兄最優先ルール」が存在していました。
ここで質問です。
あなたの周りにも「伝説の兄(姉)」いましたか?
【次回予告】
次回――ついに借金と介護が夫婦に直撃!
取り立て、義父の最期の言葉、そして“長男ポジション”の押し付けが始まります。
タイトル:「次男なのに“長男ポジション”!? 借金と介護と遺言が降ってきた日」
自慢話が止まらないタイプ
波乱を巻き起こすトラブルメーカー
いや、うちは平和でした!
コメントで教えていただけると嬉しいです。




