表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

12/12

番外編・最終話】 離婚しても、お墓は隣 〜“次男詐欺”と地縛系家族契約の結末〜

「結婚は、人生の契約」なんて言いますが――

どうやら私は、“墓”まで契約していたようです。


義母とのお墓エピソードは、実は語らずには終われない話のひとつ。

最初は少し切ない背景があって、でも気づけば「どこまでも義母!」な展開に。


「うちは次男だから安心して」って言ってた人の口から、

「隣に建てたら楽じゃん」と聞かされた日の衝撃たるや……。


今回は、そんな”地縛系家族ドラマ”の番外編をお送りします。


###義母家のお墓は「お隣さん」###


先に言っておきます。

私たち夫婦と私の両親のお墓、義母家の隣です。


はい、物理的に隣。

しかも義母側ご先祖さまの、ガチ横に。


もはやこれは「家族になった」というより――

” 地縛された”に等しい。


――――――――


###きっかけは、わが子の旅立ち###


最初に授かった子どもを亡くしたときのこと。

(※詳しくは「妊娠中、声を失った私)  リンク→https://syosetu.com/usernoveldatamanage/top/ncode/2798117/noveldataid/26373522/


遺骨を納める場所がなく、私の父が義父に頭を下げてくれた。

「孫の骨を、そちらのお墓に入れてやってくれませんか」

返ってきたのは、想像の斜め上をいく答えだった。

「うちは代々、長男が墓を守ることになっているので、次男の子は入れないんです」


……命に順列、あるんですか?


――――――――


あっさり断られ、私たちは自分たちでお墓を探すことに。

そんなとき義母がひと言。


「先祖のお墓を、見に行かない?」


ついに気持ちを理解してくれたのかと思いきや――


「あなたたち、ここに隣のお墓を建てたらいいと思うの。

うちの紹介なら安くしてもらえるし、先祖も安心ね」



……え、それ営業? 営業付き納骨!?

お坊さんまで隣でにこにこ頷いてるし、


いやいや、これは“フルセット納骨パック”でしょ!


――――――――


###次男詐欺、審議入り###


もちろん建設費は私たち持ち。

いやいや、お宅の隣に勝手に建てておいて、こっち持ち!?


でもそれ以上にダメージだったのは夫のひと言。

「あー、そっか。行き来しなくて済むし、いいね」


よくねーわ‼


だって結婚前、彼はこう言ってたんです。

「おれは次男だから、家も墓も関係ない!」


はい、次男詐欺。

結婚詐欺カテゴリで、ただいま審議入り。


――――――――


###永遠の隣人と霊界自治会###


墓に強いこだわりがあったわけでもなく、

なんとなく流れで「じゃあ、それで」と答えてしまった私たち。


義母の最後のトドメ。

「良かったわ。子供のどちらかが守ってくれると思うと、先祖も安心よ」


……その“どちらか”って、どう考えても私。


こうして我が家と義母家のご先祖様は、物理的にも精神的にも、永遠の隣人になった。

もう”霊界で自治会”ができそう。


――――――――


###離婚不可の地縛契約###


後日、この話を友人にしたら――

「えっ、お墓が隣って……もう離婚できないじゃん」


背筋がぞわっと冷えた。地縛契約、完了。


しかも今では、そこに――

亡きわが子、私の父、将来的には実母まで入る予定。


もうここまできたら、“嫁入り”じゃなくて、

”墓入り契約”にサインしたようなものだ。


――――――――


###運命という名の着地点###


占いなんて信じなかったあの頃の私に言いたい。

「結婚は、家族との結びつきなんだよ」って。


……でも、ここまできたらもう、“運命”ってことで。

ま、これが私の人生なんでしょう。

















お墓って、もっと静かで神聖で、

「遠くにあるもの」だと思っていました。

それがまさか、義母の隣にあるとは -しかも、生前の営業付きで。


義母も、わが子も、父も、いずれ私も……。

……でもやっぱり、墓前で一回だけは言わせてください。

「次男詐欺だわ」


ここまで書きながら、何度も「よく生き抜いてきたな」と思いました。

思い通りにならないことばかりの人生なのに、不思議と今は少し笑って振り返れます。


あなたの家族にも「お墓トーク」の伝説、ありますか?

もし「隣のお墓にどうですか?」と提案されたら、どうします?

コメント欄でぜひ教えてください。きっと「うちも同じ!」と笑う人がいます。


このシリーズを最後まで読んでくださったあなたに、心からの「ありがとう」を。

そして……実は、本編に入りきらなかった出来事がまだあります。

もし「もっと読みたい!」という声をいただけたら、


・戦中の義母・若かりし頃の武勇伝

・二人の母が同時感染した“家庭内パンデミック”事件

・介護認定でまさかの“女優勝ち”をした母の話


など、さらに自由で笑える “真の番外編” をお届けできるかもしれません。


完結まで読んでくださった方、もしよければブックマーク&感想で応援してもらえると励みになります!


「次回からは、私の人生もう一つの戦い――“どすこい葬儀”から始まった爆笑

まったく違う方向で笑えるシリーズ、ダイエット編を水曜から始めます!







評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
すごい波瀾万丈なエピソードの数々……。 こうしてエッセイとして書かれている裏にはたくさんの大変なことがあったと思います。 それをこうして読者が楽しめるような読みものとして書けるのが素晴らしいと思いまし…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ