表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異界の侍、世界を救わんとする。  作者: 緑のくま
序章
1/5

始まりと異次元の扉

 雷鳴が轟く戦場の中心で、刀の音と叫び声が交錯していた。地面には倒れた戦士たちが無数に横たわり、空気は血の匂いと焦げた臭いで満ちていた。シンは汗と血にまみれた顔で、敵の陰陽師を睨みつけた。その背後には、燃え盛る炎が立ち上り、戦場全体が赤く染まっていた。


「これ以上、お前の思い通りにはさせない!」シンは刀を構え、全力で突き進んだ。


「無駄だ、若造。我が力の前にひれ伏すがいい。」陰陽師は冷笑を浮かべ、陰のオーラをまといながら呪文を唱え始めた。


 シンの刀が陰陽師に迫る。シンの目には決意と怒りが燃え盛っていた。刀が陰陽師の体に深々と突き刺さり、敵は苦悶の表情を浮かべた。


「これで終わりだ...!」シンはそう叫び、さらに力を込めた。


 陰陽師は苦しみながらも冷笑を浮かべ、「終わりではない。お前も、ここで終わる。」と囁いた。


 次の瞬間、陰陽師の手から黒い霧が立ち上り、シンの周囲に異次元の門が開かれた。その門は漆黒の闇に包まれ、吸い込まれるような力を持っていた。


「くっ...こんなところで...!」シンは必死に足を踏ん張り、抗おうとしたが、次第に引き込まれていく。


「さようなら、若き侍よ。異世界で永遠に彷徨うがいい。」陰陽師は最後の力を振り絞って呪文を完成させ、シンは門の中へと吸い込まれた。


 シンの体が門に吸い込まれ、意識が遠のいていった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ