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ゼロレベル  作者: 光大地
Ⅱ章 四天順王との戦い
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Lv8 魔王様の謁見

前回のあらすじ!

クームの装備を新調して、いよいよ冒険開始だ!

スケッチブックを買い足すことにも成功!

今日も快晴で良い天気だ!

おや、魔王城で何やら怪しい動きが……?

昨晩の魔王城にて……


仮面をした者が訪れた、片手には金棒を持ち

ダメージジーンズにパーカーを身に着けている

靴は厚底ブーツのようだ。

胸の辺りに3つの星の紋章を身に着けている。


「……招集命令か……一体何だと言うんだ」

「ま!そこらへんよくわからへんよな!魔王様ってさ!」


そう言って仮面の者の隣に立っている者は

カボチャの被り物を被っている、マントを身に着け

ポンチョのように見える服装だ。

空中を浮いているようだが、足が見当たらない。

胸の辺りに2つの星の紋章を身に着けている。


「……なんだ、いたのか……相変わらず変なやつだな……」

「酷いこと言い張るやないかー、僕は部下にカッコよくて

イケメンだって良く言われるんやで!」

「………」

「君もその仮面似合ってるで、

魔王様直々に頂いたんやってな、その鬼の面!」

「……あぁ、これは命よりも大切な物だからな」

「相変わらずクールな人やなー、彼氏の一人くらい

いるんとちゃうん?」

「……何を言っている……私は男だ。何度も間違えるな」

「あれ?そうやったっけか?スマンスマン!」

「……次間違えたら貴様の魂を潰すからな」

「おぉっと、物騒なやっちゃな。」


そんな会話をしながら、私は玉座の間への扉をノックした


「入レ」


と中から声がしたので、私は重々しい扉を開けた

中には魔王軍の幹部達が集結していた。

そして玉座に座り込んでいる方こそが

我らが最強にして最恐の魔王様だ。

私と同じ鬼の面をして

歴代の魔王様が受け継いできたとされる禍々しい

マントを羽織り、いかにも魔王様と言った外見だ

その隣にいるのは魔王様の世話役兼護衛と聞いている

側近さんだ。メイド服が中々似合っていると思う。

そして、その魔王様の前にいる彼ら二人は私達を含め

4人合わせて死天順王と呼ばれる魔王軍最強格と名高い者だ


死天順王では胸に身に着けた星の紋章を多く身に着けた者を順番に強いとされており、魔王様の許可さえあれば

入れ替わりの決闘も申し込んで良いとされている。

基本的に下の者が上の者に申し込んだら

受けなくてはならないが、

今の順位で落ち着いているのが現状だ。


死天順王の最上位の1。名をサイバーと名乗る者だ

目に光が全く感じられることがなく、

とても無口で口元をマフラーで隠している

マントにジャケットを身に着けている

いつも手に鉄の板?のような物を持っている

スマホ?とか言っていたが、良くわからない物だ

多分武器の一種なのだろう。


死天順王の上位の2。それは私、鬼人(キヒト)

自らを自分で説明するのは中々滑稽な話だが、

魔王様から直々に頂いた鬼の面を常に身に着けている

片手には金棒を持ち、ダメージジーンズにパーカーを

身に着けている、靴は厚底ブーツのようだ。


死天順王の中位の3。名をパンプキンヘッドと名乗る者だ

カボチャの被り物を被っている、

マントを身に着け、ポンチョのように見える服装だ。

空中を浮いているようだが、足が見当たらない。


死天順王の下位の4。名をボンバーンと名乗る者だ

つい最近、彼の実績が認められ死天順王に就任したばかりで

他の仲間からの信頼は少し低い

目の位置にヘッドバンドを巻いている、

そこから目が映し出されている

片手には常にロケットランチャーを持っている

そして、かなりの高身長だ。


この4人は1ヶ月も経たないうちに

都市を1つ壊滅に追い込めると呼ばれてもいる


「ハハハ!!魔王様、いきなり死天順王

全員を集めてどうしたんだ?

俺は相棒のロケランを磨いていたんだが?」

「君!ちょっと無礼とちゃうか?魔王様やぞ?

私語慎まんかい」

「お!?パンプキンヘッド!!元気そうで何よりだな!!

お前の進行してる街がもうすぐで魔王領になるんだってな!」

「そうやな(諦め)、まぁあと2週間あれば

壊滅するんとちゃうk」


その瞬間、物凄いスピードで側近が飛び出して

ボンバーンとパンプキンヘッドを顔を地面へ叩きつけた。


「魔王様に対して無礼ですよ、私語を慎みなさい」

「ソッキン、ヨイ、アリガトウナ」

「有難きお言葉……」

「キョウ、オマエタチヲアツメタノニハリユウガアル。

ヨンバンメノモンスターデアル

スライムDガウタレテシマッタ」

「イテテ……マジ!!……ですか!?

え!?あのモンスターを倒したって相当の実力者じゃ!!

……ないですか!?」

「アアソウダ、ソコデシテンジュンオウノ2ト4ノ

オマエタチニアンサツヲメイジル。ヨイカ」

「はい!!!!はいはい!!!!!!もちろんですとも

魔王様!!!このボンバーン様に全てお任せください!!

何か特徴とかある……ますか!!!」

「ローブニフードデカオヲカクシタショウネンダ

ナヲフードトナノッテイル。ソシテアトモウヒトリイル

アタマにカブトヲミニツケタ

クームトナノルショウネンダ。」

「……なるほど、わかりました。

場所は確か田舎の村ですよね?」

「ソウダ、ダガソノムラヲカイメツサセル

ヒツヨウハナイカラナ、ユウシャトマホウツカイダケコロセ」

「勇者??勇者ってレインキャニオン付近で

サイバーが足止めしている連中じゃ……ないんですか??」

「キニスルナ、オマエハアタマガワルイカラナニモカンガエナクテヨイ、シキケンハキヒトニタクス、タノンダゾ」

「任せてください、必ずご期待に答えて見せましょう」

「任せておいてくれ……ださい!!魔王様!!

俺様のロケットランチャーで森ごと吹き飛ばしてやるよ!!

ハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!!!!!」


そう言いながらボンバーンは勢い良く出て行った。

全くもって失礼なやつだと思う、

他の奴らもきっとそうだろう。


「全く失礼なやっちゃなぁ……あ、じゃあ魔王様。

俺も行っていいでしょうか?」

「ヒキツヅキニンムニアタッテクレ」

「了解したで!……ました、それでは失礼しますわ……す?」


そう言って扉をすり抜けて行った。

多分さっきの側近の攻撃もすり抜けたと思う。


「……それでは、失礼します。」


そう言って私は扉から出た。正直なところと言うより

はっきり言って私はボンバーンのことが嫌いだ。

脳筋で頭の悪くて無礼な奴を好きにはなれない。

実績があるとは言えど、何故魔王様は彼を採用したんだ……

するとサイバーが隣に立っている事に気づいた


「……何だ?私に何か用か?」

「……魔法使いフード……奴に警戒しろ、

奴は雷魔法を得意とするが……本領を発揮したら

近接戦を諦めろ……」

「……それは近接戦最強と謳われた私への侮辱か?」

「……そんなことはない……

俺は貴方の近接戦の強さを知っているし……尊敬している」

「……なら何故見たこともない連中に警戒するんだ……?」

「………健闘を祈る……」


そう言って彼は消えた、さすがは死天順王最強だ。

私を倒しただけのことはあるな……

さて、私もドラゴンに乗って向かうとするか……


「……姉の未来は変えられるのか……」


サイバーは心の中で何か不安を抱えていたのだった……


「………魔王様。もう身構えなくてもいいですよ?」

「……ソ、ソウカ、アリガトウナ、ソッキンサン」

「もう、魔王様は魔王軍のトップですよ?

側近と呼び捨てにしていいですよ、寧ろその方が良いです。」

「アァ、スマナイ、ナレナクテ……ナ」

「今回の会議に関してのセリフは私が考えましたが、

今度からは貴方が自分で考えて、

自分で指示して良いんですよ」

「……センダイノマネゴトナドデキナイヨ……」

「あ、また素が出てますよ!」

「オット……コンナカンジカ?」

「ふふ、そうですよ、勇ましくて良いですね

それに貴方がお父様よりも強い実力者とは存じていますよ」

「……ソウナノダロウカ……」

「えぇ、もちろんですよ」

「コレカラモヨロシクタノムゾ……ソッキン」

「お任せください」

「ソレデハ、スコシデカケル……

ソノアイダノコトハヨイカ?」

「分かりました。

ですが、魔王様もいずれは自分でやるんですよ?」

「ワ、ワカッタ……」

「………行ってしまいましたか……

……しかし、魔王様にああ言った手前、

魔王様の実力は確かにトップクラスですが……

彼を大幅に越えてしまう実力者が1人存在することは

教えない方が良いでしょうね……今は自信が無いようですし

これ以上無くされても困りますし……」


そう言って玉座の間から誰もいなくなったようだ……


さて!フード達の元へ死天順王と言う魔王軍最強格と名高い

連中が二人も向かってい来ているようだ。

これは、何やら大波乱の予感……?



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