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ゼロレベル  作者: 光大地
Ⅰ章 ゼロから始める魔王討伐
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Lv4 勇者とスライム

前回のあらすじ!

傘を取りに帰った魔法使いフードが向かった先は

なんと酒場だったのだ。

レベル0の勇者クームが一人頑張っているなかで

奴は寄り道をしてサボっていたのだ。なんと極悪非道ッ!

マスターと雑談を交えながらとある情報を耳にした

なんと、スライム程度の雑魚しか出てこない

ドがつくほどの田舎で物凄い強い魔物が現れたと

冒険者の間で噂と聞き。クームの事が頭をよぎった

もし、クームが遭遇したらマズいんじゃ……?

そんな都合よく遭遇するものではないと思うが……?

一方その頃クームは……

サボっている魔法使いとは裏腹に真面目に死んでいた

ガンガン世界樹の葉を使ってスライムを倒そうと必死だった

そんなクームを見て、何故かスライムは心を打たれた

クームも少しずつではあるが、

スライムを見ながら剣を振るうようになってきた。

そして!ついに剣がスライムに命中したのだ!

それと同時にクームは地面へ倒れ込んだ。

クームはやり切った顔で右手と親指を上げた。

スライムを倒せたわけではないが

クームにとっては、大きな進展である。

すると、スライムが木の実をクームの元に置いた。

スライムは[食えよ]という顔をしていた。

彼らには友情が芽生えていたのだ!

せっかくなのでクームはかぶりついた。

とても柔らかく水々しい……。

ふと目を開けてみると、スライムにかぶりついていた。

驚いた衝撃でクームは後ろに飛び跳ねて木にぶつかった。

スライムは気にしていないようだ。

クームはスライムを撫でてみた。ひんやりして気持ちがいい。

互いが認め合い、慰め合い、共に戦った彼らこそが。

本当の戦いというものの真の本質なのかもしれない……

え、何これ?強くなったのはいいけど、

仲良くなったらダメじゃ……?

そんなことはお構い無しにお互いが見つめ合っていると

小雨が降ってきた。空も暗雲が立ち込め、もうすぐ夜になる。

魔法使いフードは未だに帰ってこない。

するとどこからともなくスライムが3匹現れた。

クームは彼らを受け入れようとすると

一匹のスライムに切り傷がついていることに気づく。

するとクームの手元にいた

スライムも3匹のスライムの元へ走って止まる。

その瞬間!激しい地鳴りと共に切り傷の付いたスライムが

赤いオーラを纏う。

それと同時に残り3匹のスライム達は逃げ出した。

クームが状況を理解しようとしていると。

切り傷スライムが波動を飛ばしてきた。

把握するより先にクームは吹き飛ばされた。

波動を撃った方向に木々が薙ぎ倒され。地響きが鳴り響く。クームは世界樹の葉で復活すると共に一つのことに

気がつく。残り3枚しかないことに。

そして、まだフードは帰ってこない。

それにクームの足では逃げ切れないであろう。

つまり、クームは一人であのバケモノに勝たなくてはならない

いよいよ、夜となり、雨がクームを打ち付ける。

果たして。レベル0の勇者クームは、

切り傷スライムに勝つことが出来るのだろうか……?

それにしてもフードの帰りが遅すぎる!

一体何をしているんだ!


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