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ゼロレベル  作者: 光大地
Ⅵ章 滅亡の聖魔街と魔法使いの過去
38/44

Lv37 新No.1勇者パーティーの誕生

【フード昨日はごめんなさい!】

「俺の方こそごめん、クームの想いを踏み弄るようなことを言って」

【  】

「俺、お前がハルヤの兄弟って知って聞きたいことがあったんだ」

【?】

「お前が勇者をしている理由って何なんだ」

【僕が…勇者をしてる理由…?】

「あの後考えたんだよ、俺がハルヤを見返す事を目的に旅をしていて、たまたま昨日達成されちまった。」

【そうだね?】

「もしお前も俺と同じように兄貴のハルヤを超える為だったら、お前も達成されているはずだろう?」

【僕は別にお兄ちゃんを越えたいとか考えてないからね(・∀・)】

「となると、お前が魔王討伐したい理由ってなんだ」

【┐(´д`)┌ヤレヤレ】

「お、新しい顔文字だ」

【好きな人と約束したから、一緒に魔王を倒して明るい未来を取り戻すって】

「お前好きな人いたのか!?」

【うん、また会うことが出来たらいいな】

「へぇ!恋と無縁そうなのに意外だな!一体どんな女性なんだよ!」

【┐(´д`)┌ヤレヤレ】

「ん?まぁいいか、三日月海岸に向けて出発!」


俺が入り口のドアを開けると目の前にマスターがいた

驚きのあまり俺は尻もちをついてしまった


「マスター!?なんでここに!?」

「フード!大丈夫!?怪我はない!?」

「うわ!あまりベタベタ触るなよ!くすぐったいだろ!?ハハッ!」

「良かった…本当に…」

「毎度嵐を越えるたびに会うよな、なんかホッとするよ」

「No.1勇者パーティーと戦ったって聞いたから…私…心配で…」

「へ?何で知ってるんだ?」

「知らないの…?もう新聞になってるよ…?新たなNo.1勇者パーティー誕生…って」

「え…新たなNo.1勇者パーティーって…」


マスターが俺に指を指す


「なっ…!?」

「勇者ギルドが発表したみたいなの、ほら」

「嘘だろ!?おい…」

「良かった…ね?」

「…ク…。まぁ悪い話じゃないが…」

「でも…元気そうで良かった…」

「んじゃ、俺達三日月海岸に行かないとだからそろそろ行くな」

「そっか…無理しないでね…」

「…あ、言い忘れてたけど、アイドルコンテストの時、超絶似合ってたな!」

「!!」

「じゃあ行こうぜ〜クーム」


俺はマスターに軽く手を振ってその場を後にした

なんか、耳が赤くなってた気がしたけど、怪我してるのはそっちじゃねえか…


「…何腕に抱きついてんだクーム」

【なんとなく】

「離ーれーろ!男同士でむさ苦しいって!ギャアアア」

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