Lv30 衝突!レインキャニオンの大決戦
「……!」
「お?起きたかクーム」
【オークは!?】
「俺が起きた頃にはもういなかったな」
【良かった…の?】
「ハッハッハ!もしかしたら虹貝の笛でみんなが見た夢だったんじゃないか?」
「ブルーが来た頃にはいなかったらしいし…」
【ブルー?】
「あぁいや!何でもない!そろそろ先に進もうか?」
【え…?潰されたのに…僕…生きてる…?】
「あぁ世界樹の葉を使った」
【そっ…か?】
「だが、そろそろ日も暮れてくるし、一旦野宿するのも手では?」
「いや、明日だと手遅れだ。今日は野宿をしない」
【手遅れ…?】
「この先に俺達の敵がいる、奴らは大陸と大陸を繋ぐ大橋を爆破するつもりだ」
【何を…言ってるの…?】
「根拠はない…けど、俺を信じてくれ」
「その目は、あの時と同じ男の目…。わかった、先へ進もう」
【え?】
「私は師匠のあの目に…惚れたんだ」
【オークと戦っただけだし!進もう!(・∀・)】
「ありがとう…よし!行こう!」
「一応聞きたいが、敵ってなんなんだ?」
「行くまではまだわからない…」
【 】
「……」
「俺から言えることは、ただ…絶対に死なないでくれ」
「……っ」
【今まで色々あったけど、ピンピンしてるし大丈夫だよ!】
「…ん?誰か来たなぁ?旅人かぁ?」
「!!」
「その顔、見覚えがある。リストラした魔法使いフードじゃねえか!?笑」
『www』
「お前ら、こんなとこで何してやがる…!!」
「お前ならわかるだろ?“資金集め”してんだよ笑」
「…!お前らはまだそんなくだらないことを…!!」
「くだらない?合理的って言ったらどうだ?道行く奴らの身ぐるみを剥いで売っぱらう!No.1勇者様には金がいるんだよ!」
「そんな非人道的なやり方をする者がNo.1勇者であってたまるかッ!!」
「お前…もしかしてNo.1賞金首の怪盗ヒカルじゃねえのか!?」
「だったらなんだ!」
「お前を売り飛ばせば良い金になりそうだなぁ?」
「っ!!」
「ハルヤ…俺の仲間に手を出してみろ…」
「出したらどうなる?」
「お前たちをここで倒すッ!!」
「やれるものならやってみやがれ!!」
俺達とNo.1勇者パーティーは遂に衝突する…!!