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ゼロレベル  作者: 光大地
Ⅰ章 ゼロから始めた魔王討伐
3/44

Lv2 勇者の魔法学習

前回のあらすじ!

旅スタート!という時に勇者クームがレベル0と聞き絶望。

スライムという最弱モンスターすら倒せない

ということなので、

せめて一人でも狩れるくらいまで特訓させることになった。

想像以上の弱さで向上力が全くない。

果たしてスライムを倒せるようになるのだろうか……?

あれから、結構時間が経った。

クームはスライムを狩れるように……

ならなかった!最初から何も変わっていない!

よく考えたら、レベル0でもダメージは与えられるはずなんだ

なぜダメージを与えられないのか、観察してみると

剣が当たっていても、刃に当たっていないのだ。

それはそうだ。最初からスライムは上下に振る剣に

横から当たっているのだ、わざわざ同情して。

それならダメージがないのにも納得だ。

当たった感触がある度にこっちを向いてドヤ顔をしてくる

仕方ない、俺が戦い方を伝授してやるか……魔法使いだが。


「よーし、一旦終了だ。ギガエネル」


俺がそう言うと俺の杖から激しい音と共に魔法でスライムが

感電し消え去った。

すると、クームがまたスケッチブックに文字を書き始めた


【( ゜д゜)】

「さすがに上達しなさすぎるから俺が伝授してやるよ」

【僕もその魔法……使いたい!(`・ω・´)シャキーン】

「あー、確かに勇者ってオールラウンダーだからな

魔法が使えたら、多少は戦える……か。良いだろう。

まず、お前は魔法が使えるのか?」

【使えたことないよ(ヾノ・∀・`)ムリムリ】

「あー……なら、まずは魔力を操るところから…か

じゃ、まずは指先の一点に集中させてみろ」


すると、クームは指先をじっと見つめて険しい顔をしている

これで指から炎が出たら成功だ。

魔力を調節しないと発火してしまうからだ……が、

俺は気づいてしまった。レベル0なら

魔力とか扱う以前に魔力がないんじゃね?

俺の予想は的中したようだ。クームの険しい顔がもはや

潰れたようになっている、力を込めすぎて顔も真っ赤だ。


「ストップストップ!やっぱりお前は剣術だけ磨け

どうせレベル0だから魔力とか使えないんだろ?」

【( ゜д゜)ハッ!】

「………まぁ、剣を使えるようになれば、戦えるだろ

お前自体に攻撃力とかなくても、

剣に攻撃力があればダメージ通るはず……だ。多分……」

【∠(`・ω・´)】

「んじゃ、スライムとの戦闘開始な……あー……雨降ってきそうだから傘取ってくるわ。お前は引き続き頑張ってろよー

目を瞑らずにきっちり相手と向き合えば勝てるんだからな」

【(´・ω・`)ショボーン】


俺はそう告げると。草むらに石を投げた

クームがスライムと激闘しているのを後ろに村へ歩き始めた

この時の俺はまだ、

あんなことになるとは……思ってもいなかった……

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