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ゼロレベル  作者: 光大地
Ⅴ章 落ちこぼれ勇者 vs No.1勇者の戦い
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Lv28 目覚めしオークとの戦い

「おいおい!?冗談だろう!?怒り狂ったオークがこっちに来るぞ!?」

【笛の効果で目を覚ましたんじゃない!?】

「何してるんだよ!?どうするんだフード!?」

「俺がせーのって言うからタイミング良くオークを避けろ!」

【せーのってせーのの、ので避けるの!?それともせーの、うんトンで避けるの!?】

「せーのののだよ!!!やかましいわ!はっ!せーのっ!」


俺の合図によって上手く避けた

かなり体の大きなオークだ、3mと言った所か?

ツルハシとシャベル、そして…木!?1体木を担いでるぞ!?そうだな…木のオークを俺とクーム。2体をヒカルに任せるか、いや待て?ヒカルの強さはまだわかっていない、2体を任せても大丈夫なのか?いや、ガーゴイルDを討伐しているんだ、きっと大丈夫だろう。


「俺とクームで大ボスの木のオークを仕留める、ヒカル!1人で工具のオーク2体やれるか!?」

「お安い御用ですよ!師匠!すぐに済ませて助太刀します!」

「もし!危なかったらすぐにこっちに…!」


(まばた)きをした次の瞬間、ヒカルがヨーヨーを飛ばして、ツルハシとシャベルをぐるぐる巻きにして、勢い良く回転をしてオーク2体に叩きつけて気絶させた!?


「師匠!終わらせましたよ!」

「は!?え!?な!?ん!!?何が起きた!!?」

「え?オーク2体を倒しただけですよ?」

「てかなんだその武器!?ヨーヨー!?」

【フード!避けて!(゜Д゜)】

「あっぶねえ!木を振ってるくせにスピードが速い!間合いもバケモノ級に広い!さすがはケタ違いの風格と筋肉を持ってるだけあるな」

「解析してないで攻撃してくださいよ!」

【僕の剣のサビにしてくれる( ・`д・´)】

「待て!お前は後方からスキル使っていろ!」

【嫌だ!僕は勇者なんだ!何のための剣なんだ!】


そう書いて、クームは単身で突っ込んでいった。

木の振り回し攻撃をなんとか上手く避けて切り込んだ!だが、足で蹴り上げられて浮いた所を木で叩きつけられてしまった!即死だ。


「く…クーム!!!くそっ!今助けに行く!」

「よせ!奴の間合いに入るな!!」


俺の警告はどちらにせよ無意味だった。

あの巨体で木を持っているとは思えないスピードでヒカルに近づき、左手で掴まれてしまった。


「くっ…!離せ!やめろ!」

「まさか、頭を潰すつもりか!?それだけはマズい!何かないのか!?」


俺の魔法?ダメだ!間に合わないし、炎魔法で木を燃やす作戦も拳で頭を潰されるなら意味がない!

エクストラスキルを使うか!?この距離ならギリ間に合うし助け出すなんて余裕だろう。だが、前に使用しようとした時に血を吐いた。あれから時間も全く経っていないのにもう1度使用すればきっと…。何か!何かないのか!?周りをひたすらに見回してみる…。すると、クームの近くに虹貝の笛が落ちていることに気がつく、眠りを覚まさせる笛が役に立つわけ…。待てよ?笛の横についている青いキャップはなんだ?前後で色の明度が違う…。限りなく低い賭けだが、選択肢はそれしかこの緊迫した状況の俺には思いつかない!

俺は猛ダッシュをしてなんとか虹貝の笛を拾うと、青いキャップを抜き、反対に刺して吹いた!


「ユーーーーーッ!ピッ!」


汚い音が響き渡った。その瞬間、オークの攻撃が止まった!そして、眠りについた!確信してやったつもりだったが、正直本当に出来て驚いた。眠りを覚まさせる効果の反対は眠らせるなのではないかと、火事場の馬鹿力と言った所…か。あれ、なんか…視界がボヤけて…まさか…俺ま…で…

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