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ゼロレベル  作者: 光大地
Ⅲ章 狼の英雄と北の洞窟
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Lv18 怪盗とガーゴイル

前回のあらすじ!

レベル0の勇者クームごとミミックを吹き飛ばして勝利した!

もちろん世界樹の葉で復活をさせた

ちなみにそれが最後の世界樹の葉らしい

聖水を手に入れようとした時

謎の怪盗ヒカルが乗り込んできた

聖水を取りに行った瞬間、トラップを起動してしまう……

え?怪盗って警戒心あるものじゃないのか???

「お前ら!伏せろッ!!」


俺は判断が鈍った。

怪盗野郎は避けたようだが、クームに直撃してしまった

その瞬間、クームは石化してしまった

あまりにも唐突なことに、俺は衝撃を隠せなかった

次の瞬間、目の前にはガーゴイルが2体いた


〚我が名はガーゴイルD。この地を統べる王なり〛

「どうなって………るんだ………4体は……いない……だと」

「くっ!私としたことが、

こんな単純なトラップに引っ掛かってしまうとは……

ガーゴイルが2体………余裕だ!」

「待て!そいつはD級モンスター……!」


俺の不安とは裏腹に彼は華麗に攻撃を避けた

なんとか近づくが、2体のコンビネーションによって

すぐに勢いを押し返されてしまった


「なぜ………私の短剣が刺さらない………!?」

「落ち着け、怪盗野郎。奴はD級モンスターだ

普通のガーゴイルと訳が違う、魔王軍のテコ入れ付きだ」

「聞いたことないぞ……その話……」

「話は後だ!怪盗野郎、いいか良く聞け、

絶対に目の光線は避けろ。戦力が減れば敗北に近づく

お前はあのクームを………して、ガーゴイルを1体殺れ」

「!?。もし成功したとして、もう1体はどうする……」

「俺が1人で仕留める……」

「なっ……!?」

「俺に任せろ。

だが、何か情報が分かり次第共有を忘れるな、行くぞ」

「………か……かっ」


その瞬間、2体のガーゴイルが攻撃をしてきた。

俺は1体を突き飛ばして光線の軌道を変えた

そのまま転がって煙が舞い上がった


〚無駄な足掻きは止めておけ。冒険者はここで死ぬ定めだ〛

「無茶苦茶言ってくれるじゃないか、良いだろう!

こちら側も本気で行かせてもらおうか。

エクストラスキル:(じゅう)()りし(もの)!!」


俺の意識は失われた

魔法陣が描かれるところまでは意識が保てたが………


「………頼むぞ少年(クーム)!目を覚ましてくれ!!」


私は攻撃を避けながら少年(クーム)を聖水の滝へ投げつけた

割れてしまう可能性はあったが、今は投げるのがやっとだ。

なんと、聖水を浴びた少年(クーム)の石化は解かれた


「なるほど、あの聖水は呪いを解呪する効果があるのか!」

【あれ……僕は……】

少年(クーム)!!

今はあのガーゴイルを倒すことだけ考えればOKだ!」

【怪盗のお姉さん!!】


そう言って、ヒカルは武器を取り出したが

なんと、青いヨーヨーだ

『スローダウン』をしている

※上下に動かす動作


「驚いただろう!私の武器はヨーヨーなのだよ」

【戦えna】

「安心すると良い!少し見ていると分かるだろう!

『ロング・スイーパー』ッ!!」


瞬きする暇もなく、ヨーヨーをガーゴイルDに直撃させた!

断片的にだが、体の表面を砕くことに成功した


「フッフッフ。

私のヨーヨーは戦術に特化した武器なのだよ少年(クーム)!」

【クームだよ・ω・】

「まぁそういうことだ!安心して見ているが良い!」


そう言った直後、

ガーゴイルがヒカルに攻撃しようとしている

このままだと、ヒカルの頭は粉々になってしまう!

クームは咄嗟に手元の剣を投げつけた

そして、ガーゴイルの頭を貫通して天井に刺さった

ガーゴイルDは少しふらついて、体制を立て直している


「なっ!?背後を取られていたのか……!?」

【二人で協力しよう!( ・`ω・´)】

「普段ならこんな失態はしないはず……一体どうしたんだ……」

【お姉さん!前前!】


ヒカルは攻撃を華麗に避けるが、少し遅かったようだ

石化の光線に当たってしまい、右足が石化してしまった


「しまった!右足が!!」


それと同時にガーゴイルDが物凄い速さで攻撃をしかける

ヒカルが短剣で応戦するが、

ガーゴイルDの攻撃に追いつけていないようだ

なんとか、足でガーゴイルDを蹴り飛ばしたようだが

このままではやられてしまう!


【お姉さん!天井に攻撃を当てて!!】

「天井……?……なるほど!わかった!良いだろう!」


ヒカルはヨーヨーで天井を攻撃した!

すると、天井が砕かれたことによって

ガーゴイルDに落石が降り注ぐ!

そして、そのままヨーヨーをガーゴイルDに叩きつけて

砂埃が空を舞っている!

ガーゴイルDは目眩ましをして落石とヨーヨーを駆使して

仕留めるつもりだと考えた。

そして、ヒカルは近距離に弱い事にも感づかれていた!

ガーゴイルDは迷わずに落石を避けながらヒカルに接近した!

その瞬間!砂埃を払う如く

クームが背後からガーゴイルDに斬りかかった!

この時、ガーゴイルDは気付いた。

天井に攻撃したのはクームが天井に刺した剣を回収する為に

他の攻撃はカモフラージュだったのだと………

ガーゴイルDの胴から上は天高く舞い上がった

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