Lv17 参上!怪盗ヒカル!
前回のあらすじ!
満月の夜空の下で2人で歩いた!
ロマンチックだな!
洞窟の中で色々あったが
ミミックと戦闘になってしまった!
どうする!!レベル0の勇者クームと取り巻き!
(取り巻き=魔法使いフード)
「クームが喰い殺されてしまうのも時間の問題だ………
こうなったら、あれをするしかないな」
俺は決断をして、ミミックに近づいた
クームがとんでもないことになっているが、
気にしないでおこう
俺はミミックの口の隙間から
爆薬を大量に口から溢れるほど入れた
「クーム?聞こえるか?」
【ゴホッゲホッゴホッガホッ】
「お前のスキルを使ってみてくれないか?」
【分かったよ?(´~`)モグモグ】
俺はそっとクームから離れると後ろから激しい爆音と共に
背中から吹き飛ばされた。物凄く痛い、火傷もしてしまった
俺が立ち上がって振り返ると、地上に穴が空いていた
空間も広がっていて、サッカーとか出来そうだ
俺はすぐにクームへ近づくと
黒焦げで頭が爆発を(アフロ)しているクームが倒れていた
脈があるから生きているようだが、瀕死で今にも死にそうだ
え?なんで生きてるんだ?怖い………(犯人)
「おーい、クーム生きてるかー?」
【……………】
「やれやれ、これだからレベル0は困るんだよなー。
…………絶対に死ぬと思ったな…………まぁいい!
ほら、世界樹の葉だ」
【………………( ゜д゜)ハッ!】
「お?調子はどうだ?」
【はい!元気です!ლ(´ڡ`ლ)】
「既視感ッ」
【それよりも!酷いよ!いきなり!(ノД`)シクシク】
「いや、魔法を使ったらクームに当たるたろ?だから
爆薬で全部吹き飛ばせばなんとかなると思ったからさ」
【????????】
「ま!死ななかった訳だ、許してくr」
その後、俺が燃やされたのは言うまでもない
その先に続いていたであろう迷路は無くなっていて
簡単に最深部まで辿り着いた
滝から聖水が湧き出ている。とても神聖な場所だ
並の魔物を寄せ付けないぐらいの力を感じる
「誰も冒険者が戻ったことのない洞窟の割には
案外簡単に辿り着いたな、クーム」
【さっきの迷路が難しいとか?】
「………………吹き飛ばしたな。
ま、どうせ誰も来ないだろうしいいか、さてと聖水を………」
「ちょーーーっと待ったアアアアア!!!」
洞窟に響き渡る声と共に、謎の人間が穴から舞い降りて来た
パーカーを腰に巻き、星のサングラスを身に着け
王冠を雑に被っている不審者だ!!!
【不審者!!!( ゜д゜)】
「不審者だ!!!( ゜д゜)」
「フッフッフ。不審者ではなぁい!!!
私の名はヒカル!!怪盗だ!!!」
【怪盗だ!!!( ゜д゜)】
「怪盗だ!!!( ゜д゜)」
「私の目的はただ一つ!!その聖水を全て頂こう!!」
「いやー、悪いな君。この聖水は俺のものだ!」
【いやいや、僕の物だよ!(`・ω・´)シャキーン】
「ハッハッハッハ!私が全て頂く!!」
「どうぞどうぞ」
【どうぞどうぞ】
「え?」
「いや、別に俺達は独り占めしたいわけではないし
普通に貰っていけばいいんじゃないか?」
【みんなのもの!( ー`дー´)キリッ】
「な……なんだよ、調子狂うな………」
そう言って、奴はサングラスを外した
え?怪盗なのに素顔見せるのか………
「なんか、変な怪盗だな。調子狂ってしまうな……」
「いや!こっちのセリフなんだが!?
全く、それにしてもお二方はどうやってここまで?」
【と言うと?】
「なぜか穴が空いていたとは言えど、30mの高さはあったし
ロープも無しにどうやって?」
「あぁ、爆破した」
「え?」
「ミミックを殺すために吹き飛ばした」
「は………ぁ………なるほどね!」
【思考停止( ゜д゜ )彡】
「ま、お二方の事情とか興味はないからね!(?)
聖水は貰っていくよ!」
「どうぞって言ってるんだが………」
彼が聖水の滝に近づいて行く時
足元の石タイルの色が少し変色していることに気づく
「おい!怪盗野郎!!止まれ!!!」
「へ?」
その瞬間、周囲の像の目が赤く光った!
部屋が地響きを鳴らして、何かが起ころうとしている
これは………もしや!