表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ゼロレベル  作者: 光大地
Ⅲ章 狼の英雄と北の洞窟
18/44

Lv17 参上!怪盗ヒカル!

前回のあらすじ!

満月の夜空の下で2人で歩いた!

ロマンチックだな!

洞窟の中で色々あったが

ミミックと戦闘になってしまった!

どうする!!レベル0の勇者クームと取り巻き!

(取り巻き=魔法使いフード)

「クームが喰い殺されてしまうのも時間の問題だ………

こうなったら、あれをするしかないな」


俺は決断をして、ミミックに近づいた

クームがとんでもないことになっているが、

気にしないでおこう

俺はミミックの口の隙間から

爆薬を大量に口から溢れるほど入れた


「クーム?聞こえるか?」

【ゴホッゲホッゴホッガホッ】

「お前のスキルを使ってみてくれないか?」

【分かったよ?(´~`)モグモグ】


俺はそっとクームから離れると後ろから激しい爆音と共に

背中から吹き飛ばされた。物凄く痛い、火傷もしてしまった

俺が立ち上がって振り返ると、地上に穴が空いていた

空間も広がっていて、サッカーとか出来そうだ

俺はすぐにクームへ近づくと

黒焦げで頭が爆発を(アフロ)しているクームが倒れていた

脈があるから生きているようだが、瀕死で今にも死にそうだ

え?なんで生きてるんだ?怖い………(犯人)


「おーい、クーム生きてるかー?」

【……………】

「やれやれ、これだからレベル0は困るんだよなー。

…………絶対に死ぬと思ったな…………まぁいい!

ほら、世界樹の葉だ」

【………………( ゜д゜)ハッ!】

「お?調子はどうだ?」

【はい!元気です!ლ(´ڡ`ლ)】

「既視感ッ」

【それよりも!酷いよ!いきなり!(ノД`)シクシク】

「いや、魔法を使ったらクームに当たるたろ?だから

爆薬で全部吹き飛ばせばなんとかなると思ったからさ」

【????????】

「ま!死ななかった訳だ、許してくr」


その後、俺が燃やされたのは言うまでもない

その先に続いていたであろう迷路は無くなっていて

簡単に最深部まで辿り着いた

滝から聖水が湧き出ている。とても神聖な場所だ

並の魔物を寄せ付けないぐらいの力を感じる


「誰も冒険者が戻ったことのない洞窟の割には

案外簡単に辿り着いたな、クーム」

【さっきの迷路が難しいとか?】

「………………吹き飛ばしたな。

ま、どうせ誰も来ないだろうしいいか、さてと聖水を………」

「ちょーーーっと待ったアアアアア!!!」


洞窟に響き渡る声と共に、謎の人間が穴から舞い降りて来た

パーカーを腰に巻き、星のサングラスを身に着け

王冠を雑に被っている不審者だ!!!


【不審者!!!( ゜д゜)】

「不審者だ!!!( ゜д゜)」

「フッフッフ。不審者ではなぁい!!!

私の名はヒカル!!怪盗だ!!!」

【怪盗だ!!!( ゜д゜)】

「怪盗だ!!!( ゜д゜)」

「私の目的はただ一つ!!その聖水を全て頂こう!!」

「いやー、悪いな君。この聖水は俺のものだ!」

【いやいや、僕の物だよ!(`・ω・´)シャキーン】

「ハッハッハッハ!私が全て頂く!!」

「どうぞどうぞ」

【どうぞどうぞ】

「え?」

「いや、別に俺達は独り占めしたいわけではないし

普通に貰っていけばいいんじゃないか?」

【みんなのもの!( ー`дー´)キリッ】

「な……なんだよ、調子狂うな………」


そう言って、奴はサングラスを外した

え?怪盗なのに素顔見せるのか………


「なんか、変な怪盗だな。調子狂ってしまうな……」

「いや!こっちのセリフなんだが!?

全く、それにしてもお二方はどうやってここまで?」

【と言うと?】

「なぜか穴が空いていたとは言えど、30mの高さはあったし

ロープも無しにどうやって?」

「あぁ、爆破した」

「え?」

「ミミックを殺すために吹き飛ばした」

「は………ぁ………なるほどね!」

【思考停止( ゜д゜ )彡】

「ま、お二方の事情とか興味はないからね!(?)

聖水は貰っていくよ!」

「どうぞって言ってるんだが………」


彼が聖水の滝に近づいて行く時

足元の石タイルの色が少し変色していることに気づく


「おい!怪盗野郎!!止まれ!!!」

「へ?」


その瞬間、周囲の像の目が赤く光った!

部屋が地響きを鳴らして、何かが起ころうとしている

これは………もしや!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ