表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ゼロレベル  作者: 光大地
Ⅱ章 四天順王との戦い
10/44

Lv9 勇者と魔法使いの旅立ち

前回のあらすじ!

魔王様がフード達の元へ魔王軍幹部である死天順王。

の2と4を送り込んでしまった!

ドラゴンに乗って来るとは言えど、

そんな直ぐには来ないだろう……多分

もし来てしまったらレベル0の勇者クームと

魔法使いフードは確実にヤバいだろうな……

ま!クームの炎を繰りし者とか言うスキルがあるから

なんとかなるよな!

【そういやフードはずっとそのローブと杖を使ってるよね】

「え?あー……杖は10年前に貰ったんだよ、形見みたいな物だ

ローブに関しては………あ、お前とお揃いのローブだったし

何かはだいたい分かるか、良く持ってたな」

【昔から着てた、貰い物、質が良い( ̄ー ̄)bグッ!】

「……それって何なの……?」

「えぇっ!?マスター!?ガールズトークしてたんじゃ……」

「……あなた達に一つ伝え忘れてたことが……」

「ん?なんだ?」

「……昨日来た冒険者さん達がこの森でドラゴンを見たって…」

「ドラゴンッ!?この田舎に!?!?」

「……そうらしいよ……」

「へぇ……ついに魔王軍もここまで進行して

来たって言うのか……?」

「分からない……でも……気を付けて……」

「それを伝えにわざわざ来てくれたのか……?」


そう聞くとマスターは静かに頷いたので

感謝の意を述べて、頭を撫でておいた。

尻尾を振ってるから物凄い怒ってるようだ

流石に馴れ馴れし過ぎたか、謝るとマスターは首を傾げた。


「あ、だけどツケは払わないからな?絶対に」

「……まぁ……早めに頼むよ……?」

「魔王を殺して、王様から報酬を貰ってからな!」

「………うん、待ってる」


すると、クームが頭突きをしてきた。

【早く行こうよ!(`・ω・´)】

とスケッチブックに書いて顔に押し付けてくる


「仕方ないな……分かったって!それじゃあな!マスター」


そう言って行く際で、マスターとクームが睨み合っていた

気がして仕方がない、

一緒に買い物をしていた仲のはずだが……

いつの間にかマスターが消えていた、流石猫


【( ゜д゜)】

「早ッ、なんて脚力してるんだ……てか、暇なのか?あいつ」

【早く先に進もうよ!(`・ω・´)】

「あ、あぁ……なんか、マスターとあったのか?」

【何も……?(*´・ω・)(・ω・`*)ネー】

「そ、そうか……そういや、お前ってなんで喋らないんだ?」

【…………………。】

「…………………。好きな物は?」

【フードの魔法(´~`)モグモグ】

「え?金とかじゃないのか?」

【フードの魔法カッコいい!(`・ω・´)シャキーン】

「そ、そうか?ま、まぁ魔法使いだからな!

お前のスキルも凄いと思うぞ?

結構当たりスキルだと思うが………あ、そういやレベル0なのは何故なんだ?この世で探してもお前だけだが……

歴史の古文書にも記されてなかったし……何者なんだ?」

【いっぺんに聞かれてもわかんない(´Д⊂グスン】

「一遍に……あぁすまないな、お前って存在が異質だからよ

そもそも人間なのか?お前」

【勇者です( ー`дー´)キリッ】

「あー……何者なんだ?」

【勇者です( ー`дー´)キリッ】

「えー……何しにここへ来た?」

【フードに会うために】

「え?」

【え?】

「俺達って顔見知りだっけか?」

【……………。】

「?。まぁ時間はたっぷりあるわけだし、

じっくり聞き出していくか、色々」


とかなんとか会話をしながら森を進んでいると

少しずつ霧が濃くなってきた。

もしかしたら昨日の大雨のせいだろうか?

とりあえず、はぐれないようにクームの手を繋いだ


【積極的だねお兄さん( Д ) ゜ ゜】

「霧が濃くなってきたからな、はぐれないようにしろよ?」

【御意!∠(`・ω・´)】

「にしても変だな?さっきから魔物と全く遭遇しない……

普通なら、とっくに遭遇していてもおかしくはなi……」


俺は足取りを止めた、クームがどうしたんだろう?といった

様子でこちらを伺っている。


「クーム……よーく耳を澄ませてみろ……」

【……?】

【……………。】

【あ、何かの寝息?】

「あぁ……この寝息は恐らく、さっきマスターが言ってた

ドラゴンだ。戦えるか?クーム」

【ドラゴン相手とか(ヾノ・∀・`)ナイナイ】

「お前との冒険もここまでだったか……

死んでも忘れないからな……3日だけ」


そう言った瞬間、頬を膨らませてクームが剣に火を宿した

よく見るとクームの魔法剣となった物は火が満遍なく

透き通っている。V字に切り込みが入ってるお陰だろうか?

流石の品質で驚かされる、流石はウォルターのお父さんだ。

あ、ウォルターのお父さんは鍛冶職人なんだよ。

村一番の腕前と名高いからな

まぁ、クームの服はお母さんの手作りだけどな


【準備満タンオールオッケー∠(`・ω・´)】

「よしよし、良い子だ。

後で飴ちゃんプレゼントするからな」

【子供じゃないよ?………ありがとう!\(^o^)/】

「言ってることと考えてることが矛盾しているが……

まぁ良いか、眠っている今、一撃で仕留めるぞ。

起きてるドラゴンなんて勝てるわけ無い(小声)」

【分かった∠(`・ω・´)】

「まずは俺が魔法で防御力を下げて……

お前が回転斬りをするのに合わせて、

俺が魔法でトドメを刺す………分かったか?(小声)」


振り返るとクームが1人でドラゴンに向かって走って行く

俺は察してしまった、あ……あいつ死んだな。と

俺は直ぐに構えて援護の体制となった

ドラゴンは基本的に皮膚が鋼鉄のように硬く

力・守に優れた種族と聞いている。

が奴はスカイドラゴンだ、速に優れているだけで戦いには…

な!?よく見ると奥にもう一匹いる!?

この森おかしくないか!?スカイドラゴンが一匹いても

意味が良くわからないことだって言うのに、

二匹はマズい……魔王領近くでも……

いや、こんな意味のない考察を続けている間にもクームが

少しずつ、スカイドラゴンに突っ込んでいる。

何か策は……………これは……?

そう考えているとクームがドラゴンの首に回転斬りを放った

さすがはウォルターのお父さんの作った剣だ。

切れ味が良すぎる、が。首に深く刺さったきり

ビクともしていないようだ。スカイドラゴンAの叫びと共に

クームは上空に吹き飛ばされた、

剣は刺さったまま青き血を吹き出している。

スカイドラゴンBも目を覚ましてしまった

最悪な状況だが、唯一の救いは俺に気づいていないことだ。

クームがこちらを見つめている……

なんだ?あの自信に満ちた顔は……状況を分かっているのか?

だが任せておいてくれよ、俺の秘策でスカイドラゴン達を

蹂躙してやるからよ!


果たして、彼らはスカイドラゴン達を

仕留めることができるのか……?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ