木細工師とエルフの少女
彼は旅をしていた。
若く、希望に満ち溢れて。
故あって代々王国騎士を務める家に引き取られた少年は、最近まで剣の稽古と騎士団の仕事を覚えることで忙しかった。
名家の出身ではない彼は、小間使いから街の門の衛士を経て、ついに騎士団で稽古を受ける権利を得たのだった。そこから、彼はひたすら努力に努力を重ね、周囲から評価されるようになってようやく騎士団での職を得た。
それからも、彼は育ての親に恩を返そうと必死に働いた。彼に所謂天賦の才はなかったが、人一倍鍛錬を重ねた。騎士団の中でも認められるようになり、異例の昇進を果たして、同時に働きすぎだとまで言われるようになった頃、彼は突然暇を請うた。
給金は全て育ててくれた家に納め、恩は返したとばかりに全てを引き払って旅に出た。
年は十八。
丈夫な革の鞘に納めた剣を携え、大きめの背負鞄を背負う。中に入っているのはノミ、小刀、木槌、手斧に砥石――あれもこれも、木材加工の道具である。
実を言うと、彼は幼い頃から木細工に興味があった。
その昔、街を通りかかった旅芸人の芸――ではなく、彼が持っていた意匠を凝らした笛の複雑な紋様に心惹かれたのである。
彼は旅をしながら木に穴を空け、削り、彫りなどしてさまざまな作品を生み出した。しかし、独学では技術の上達にも限りがある。
彼はある時、街の酒場で見た椀の底面の模様に既視感を覚えた。聞けば、それはエルフと取引をしている物好きな商人から購入したものらしい。
彼は商人を訪ね、やがてエルフの村の場所を聞いた。訪れる際は武器の類を持っていてはいけないということも聞いた。
そして遂に、かの笛の作り手に相見える機会を得たのである。家の扉を叩く時、彼は少しの不安もありつつ、夢にも登る心地であった。
話に聞いた木細工職人の家は、木と石で作られた小さな家だった。中からはすでにこんこんと木を削る音がする。
「すみません! ここはクルディーさんのお宅ですかー!?」
少々お待ち下さい、という声がして少しすると木の扉がぎぎっと音を立てて開いた。背の高いエルフだった。とても若く見えるが、恐らくは長寿なエルフだからこそだろう。
「はい、クルディーです。何か御用で――――人間か」
「僕、フィースっていいます。あなたの作品を見て……すごく感動して! それで、僕もこういうのを作りたいと思って、今まで練習してきたんです! クルディーさんの下で修行させていただけませんか⁉」
それを聞くとエルフの男は露骨に渋い顔をした。
「エルフが人間の弟子をとるなど本来あってはならないことだが…………」
クルディーと呼ばれた男は短い顎髭をぞりぞりとさすりながら考えた。そして、ふとフィースを見る。灰色の髪に青い瞳は人間にしてはかなり珍しい容貌だ。
「お前、本当に人間か?」
「へ……? に、人間ですよ! 母も父もいます! あなた方のように長い耳を持たず、あの恐ろしい有角族のように角があるわけでもない。有翼族のような大きな翼も無ければ、伝説の竜人族のような鱗もありません!」
フィースは早口で捲し立てた。
対するクルディーは気怠げに首を捻りつつ言う。
「竜人族……久々に聞いたな、その名。まあいい。どうやら本当に人間のようだな。ただ、こちらに利益はあるのか? お前を弟子にしたところで私に何をもたらし得るというのだ」
「それは……っもし僕が有名になれば、クルディーさんの名もより人々に知ってもらえるのではないでしょうか!」
フィースは必死の思いで訴えるが、クルディーは渋い顔のままだ。
「生憎だが、私はそんなことを望んではいない。私の平穏な生活を脅かすようなら――」
「僕にできることなら何でもします! 皿洗い、洗濯、掃除……それから…………魔物の退治もできますっ!」
「ほう、魔物を……」
クルディーは少し興味を持ったようだ。ここぞとばかりにフィースは畳み掛ける。
「はいっ、石獅子や亜竜を倒したこともあります!」
石獅子や亜竜を一人で倒すなど絶対に不可能だ。きっと討伐隊に参加したことでもあるのだろう。しかし、それも本当のことか分からない。石獅子や亜竜は村が総出で対処しなければならないような恐ろしく強い魔物なのだ。
「……嘘か真か。まあ、すぐにでも分かるだろう。最近、村の外れの洞穴に魔物が住み着いて困っている。そいつを退治してきてくれたら考えてやらんこともない」
「分かりました! 必ず倒して来るので待っていてください!」
そう言うと、彼は背に負ったたくさんの荷物の中から布に包まれた長い棒状のものを取り出した。
クルディーの家から少し離れた場所に荷を下ろすと、何やらまた鞄を漁り始める。
「おい、準備に時間がかかるのか?」
「あ、そうですね。半日くらいはかかるかと」
「あー、ならうちの作業場を使うといい。広すぎるくらいなんだ」
そう言ってクルディーはすんなり家に迎え入れてくれた。
「うわぁー! すごい! こんな精密な細工ができるなんて、流石です!」
フィースは作業場に入るなり、出荷待ちの作品たちに駆け寄って興奮した様子ではしゃぎ始める。
クルディーにとっては鬱陶しいくらいだったが、これほどまでにまっすぐに褒められれば悪い気はしないものだ。とはいえ、クルディーが魂を込めたその細部は理解できないだろうが。
「おい――」
「もちろんです。触りませんよ!」
「……ほどほどにしておけよ」
フィースははっとしたように顔を上げて言う。
「すみません! すぐに準備します!」
フィースは再び床の空いているところに鞄を拡げ、剣を取り出した。何をするのかと思って見ていると、剣を研いで油を塗っているようだ。随分丁寧に、真剣な目をして剣を見つめている。
「うん、よし」
彼はそう呟くと、剣を掴んだまま立ち上がった。
「少し外に出てきますね」
「あ、ああ……」
先程は準備に半日ほどかかると言ってはいなかったか。クルディーはもはや彼の行動がこれっぽっちも理解できなかったので、もう好きにさせておこうと思った。
ふとフィースの荷物を見ると、ノミやら小刀やらが鞄の端から顔を覗かせている。手にとって見ると、なるほど使い込まれてはいるが、よく手入れされていて刃もこぼれていない。
「なるほどな……」
彼は道具の扱いには文句をつけられないことを悟り、どう断ろうか思案を始めるのだった。
「まあ、あれを倒すのは不可能だろう。あの少年には荷が重すぎる」
夕方、日が沈む頃になってフィースは帰ってきた。
「どこへ行っていたんだ?」
「ああ――村の人たちに例の魔物について聞き込みをしていたんです」
「聞き込み?」
「いつ、どこで見たか、見た目の特徴、大きさ…………そんな感じです。知識があればあるほど有利に立ち回ることができるので」
クルディーは、魔物狩りを生業とする傭兵などは粗野で野蛮という印象を漠然と抱いていた。しかし、なるほど彼らにも彼らなりの知恵や技術、流儀などがあるのだろう。
心のなかで少し反省しつつ言う。
「なるほどな。まあ、頑張れよ」
「はい、絶対に期待に応えて見せます!」
◆
そのエルフの少女は、生まれた時から周りの子とは少し違っていた。目はみんなと同じ淡い緑色だったが髪の色が少し暗かった。
幼い頃は他の子と一緒に遊ぶことも多かった。しかし、成長するに連れて彼女の異常さが目立つようになった。肌は白いままだったが、瞳の色は深い森のような緑色に、髪の色は夜闇のような黒に変わっていった。
友達だった子どもたちはみんな彼女のもとを離れていった。気味が悪い、不吉だと彼らは言った。
やがて彼女は家の中に閉じこもるようになった。外に出れば人はみな彼女を避け、後ろ指を指す。彼女に父親がいないことも良くなかった。野蛮な人間の男との間に出来た子だ。悪魔の子だと噂された。
十五歳の誕生日祝いの買い出しのために外出した母はそれきり帰ってこなかった。一年に一度、金緑樹の実を食べることができる日だったから、待ち遠しくて待ち遠しくてたまらなかったが、怖くて母を探しに外に出ることはできなかった。
「――――崖の下で亡くなっているのが見つかったと。足を滑らせて落ちたんだろう」
数度顔を合わせたことがある隣家の奥さんが訪ねてきて彼女にそう伝えた。
頭が真っ白になった。信じられなくて、涙も出てこなかった。
だって、お母さんは森にすごく詳しかった。崖の場所なんて全部知っているはず。木登りも得意だ。崖から足を滑らせるなんて、あり得ない。
嘘だ、嘘だ、嘘だ。
「信じたくないんだろう。でも、仕方ないことだ」
彼女は冷たく言い放った。
明日からはうちであんたを引き取ることになったから、荷物をまとめておきな。そう言うと彼女は帰っていった。
エルフは村の結束が強い。隣家の子が天涯孤独になっってしまったらその子を引き取ることも珍しくない。慣習のようなものだ。
けれど、今回ばかりはうまく行きそうになかった。
「ほら、飯だよ。食ったらさっさと薪を片付けな」
奥さんは吐き捨てるように言うと、床に皿を投げた。溢れて散らばった食事を汚れた手でかき集めて口に運ぶ。食べ終わったら、次は日が暮れるまで雑用をする。
そんな日が続いたある日、ついにその時はやってきた。
「あんたはエルフ族じゃない。不吉な悪魔の子だ。家から出ていってくれ。村長と村の大人全員の決定なんだ」
そう宣告され、出て行く他無かった。
呆然と、途方に暮れて村の門までの道を歩いていると、ふと昔よく遊んだ子が歩いてくるのが見えた。
手を上げて笑いかけようとするまもなく、彼女は背を向けて走り去ってしまった。疑いようもない。正真正銘、孤独になってしまった。それどころか今や迫害の対象だ。
村を出ても人間の街に行くわけにはいかない。交易などでの関わりがあるとはいえ、エルフが一人で出歩くべきではないと母に何度も言われた。
「どう、しよう……」
行く場所は一つしかない。森の中だ。
幸い、森の歩き方や食べられる植物の見分け方は母に教わっていた。
彼女は樹の実や根を齧ってなんとか過ごした。随分長い間、そんな生活で耐え忍んだ。けれどもある時、木々の実りがとても悪い年があった。
あまりの餓えに耐えきれず、村の奥にある金緑樹の近くに行った。樹の周りでは子どもたちが遊んでいた。
金緑樹はエルフが信仰する樹で、とても大きく育つ。村にたまに訪れる巨人族の何倍も大きくなる。
「どうか、お許しください」
少女が小さく呟いてニ、三個の金緑樹の実を拾ったその時、高い声が響いて彼女を凍りつかせた。
「あっ! あの悪魔の子がいるぞ!」
「樹の実を盗もうとしてるよ!」
「追い払え!」
次の瞬間、頭に衝撃が走った。目の奥に星が散り、目の前が一瞬真っ暗になった。次第に額が熱くなって、目に赤い液体が入ってくる。
「…………痛い」
「当たった、当たった!」
脚は震えながらもひとりでに走り出した。しっかりと手に金緑樹の実を握ったまま走った。
ところが、逃げ込んだ洞穴は恐ろしい魔物の棲家だった。
六本の長い脚に、気味悪く恐ろしい顔。四つ赤い目を光らせ、鋭い牙を向いて今にも彼女に襲いかかろうとしているそいつを前に、恐怖で動けなくなってしまった。
死を覚悟したその時、彼女を庇うように立つものが現れた。若い青年だった。
彼は腰の剣を抜いて正面に構える。
飛びかかってきた魔物をいとも簡単に切伏せてみせると、彼は剣についた血を拭い、鞘に収め、ゆっくりと振り向いて言った。
「あの……大丈夫?」
彼は持っていた道具で額の傷の手当てをしてくれた。
お礼に金緑樹の実をあげようと思ったけれど、潰れていて差し出せるようなものではなかった。彼は一度村へ帰るとすぐに戻ってきた。
鉄の鍋に赤い樹の実と鳥肉を入れて煮込んだ料理を振る舞ってくれた。ほっとする味わいで、どうしてか涙が止まらなくなってしまった。
彼の名はフィースといった。どうやらあの魔物を倒すために来ていたらしい。
最初は無愛想で鉄仮面だったが、ある時彼が腰に下げている笛について尋ねると、嬉々として教えてくれた。
「これは僕の尊敬する職人さんの作品でね。初めて見たときは目が離せなかったよ」
二人はだんだんとお互いに心を開いていった。
「ついに弟子として認めて貰えることになったんだ! そう、この笛を作った人だよ! あの人、魔物を倒したらーとか言ってたのに結局今日まで認めてくれなかったんだよ。ほんと、頑固だよねえ」
一方、少女は自分の生い立ちや今までのことについて彼に話した。すると彼は難しい顔をしてみせた。
「でも君は悪魔じゃない。悪魔っていうのは羽が四枚あって、二本の角が生えてるんだ。一度見たことがある」
「それにさ、君の目の色、僕は好きだな――――あ、ほら見て。この鉱石、前に鉱山都市に行った時に見つけたんだ。そっくりな色でしょ。君の瞳と」
彼はそう言って無垢な笑顔で笑った。
彼の言葉はいつも説得力があった。こんなに若いのに、世界の色々な場所に行ったことがあるらしい。
山肌を覆うように作られた街。巨大な風車。空飛ぶ船。砂上を駆ける竜。真っ白な宮殿。
外の世界の美しさ、輝かしさを知った。同時に彼自身も輝いて見えた。自分とは違って希望と活力に溢れている。それに強い。剣術はきっとあの村の誰も彼には敵わないだろうというほどだった。
「ずっとここにいるのは、良くないと思うんだ。村の人達に見つかったら今度は許してくれないかもしれない。僕もそのうちここを離れるから、いつまでも君と一緒にはいられない」
少女は彼に自分の知っていることを全て教えた。彼は新しいことを知るのが好きらしい。彼女が話せるのはエルフの習慣についてのことくらいだったが、それでも彼は喜んで聞いてくれた。
あんまり楽しそうに、無邪気に聞くので自分が年上になったような気分だった。
ある日、彼は言った。
「…………この前、君と僕が金緑樹の近くにいたのが見つかったらしいんだ。師匠にはきっと許してくれない。もう会ってはいけないって言われると思う」
少女は初めて自分の境遇を呪った。行かないで欲しいと言うことはできなかった。もともと会えなくなることは分かっていた。それが少し早くなっただけ。
「いっそ二人でこの森を抜け出そうか」
彼は冗談のつもりで言ったのだろうが、一時は本気で期待してしまった。
「とにかく、僕は師匠を説得してみようと思う」
そこで、少女は言った。
自分のことは気にしなくていい、一人でも生きていけると。
口に出すだけでも辛いことだったが、この青年は本気で自分のことを心配しているのだと思うと嬉しさと申し訳無さでいっぱいだった。
けれども彼は受け入れなかった。
「いや、やっぱり僕は……僕は君と一緒に行きたい。だから、少しだけ待ってて」
どういうつもりでそんなことを言ったのか分からないが、彼はそう言って少女のもとを去った。
彼の言葉は嬉しかった。心のどこかでそう言って欲しいと思っていた。今や胸の奥で燻る感情は誤魔化しようが無かった。
しかし、いつまで経っても彼は戻ってこなかった。
裏切られたのか、はたまたからかわれたのか。でも、少女には彼がそんなことをする人には思えなかった。何か特別な事情があったに違いない。
村に行って確かめる他ない。明日にはまたこっそりと近づいて見ようと思った彼女は、次の日寝床から起きて驚いた。
彼女は手の中に何か小さな物を握っていた。
見れば、それは精巧な木細工であった。真ん中に小さな深い緑色の宝石が埋め込まれた、真っ黒な木で作ってあった。
始め、彼女はそれが木だと気づかなかった。しかし、手触りは石よりも優しく、鼻を近づければ木独特のいい香りがする。彼女はそれが青年からの贈り物だと確信した。
散々話を聞かされた、樹や植物の蔓を思わせる美しい装飾が施されていた。最初に見せられたものよりも何倍も精巧で複雑な模様だった。
そして、丈夫そうな編み紐で輪っかに括られているそれが何か理解し、彼女は顔を真っ赤に染めた。
彼はエルフの慣習を知ってか知らずか、彼女に首飾りを贈ったのだ。彼にあの話をしたことはあっただろうか。思い出せなかった。
彼女は彼の真意を確かめようと、夢中で村へと走った。右手に大切な人からの贈り物を握り締めて。
しかし、彼はもうそこにはいなかった。どこを捜しても見つからなかった。
村にもいないということは、何か急用ができて急いで村を発ったのだろう。彼女はそう思い込むことにした。
彼女は住処に戻って泣きに泣いた。
裏切られたと思ったわけではない。思ってもみなかったほどの大きな喪失感と、もう二度と会えないかも知れないという不安と悲しみに押しつぶされそうになってしまった。
彼女は一晩中悩んだ。悩んでいるうちに瞼が落ち、知らずうちに眠ってしまった。
翌朝、彼女はいつもより早く起きた。
彼と一緒に作った革の鞄に荷物を詰め込み、弓を背負い、首飾りを着けた。漆黒の髪を後ろで縛り、頭巾を深く被って耳と顔を隠した。
思えば、自分でこんなことを始めようと思ったのは初めてかもしれない。あのフィースという青年は何もかも自分で決めて自分の道を歩んでいた。彼の隣に立とうとするなら戦えるようにならなければいけない。自分ひとりで戦えるように。
長い間一緒に過ごしてきた森の仲間たち――小さな緑色の毛のリスたちや、赤茶色の角を持った鹿に別れを告げ、森の外へと歩き出す。
「――――あ……」
森を抜けて少し行った小高い丘の上で、それを見つけた。小さな、まだとても小さな芽。きっとまだ生えたばかりの木の芽だった。
彼はここにもちゃんと残していた。
少女はそれが青年が残したものだとすぐに分かった。
「……ふふっ」
少女は僅かに微笑むと、懐に取っておいてあった金緑樹の実を取り出し、彼の木のとなりに埋めた。
こうして彼女は旅に出た。
自分の本当の居場所を見つけるため。
そして、愛する人に再び会うために。
彼らは、旅の無事を祈って金緑樹の実を故郷の村の近くに植えるのだ。彼らが生まれ育った村で、いつも共にあった樹を。彼らにとって金緑樹は信仰の対象であるとともに、家族の一員のようなものでもあるのだろう。無事に成長し、大きく育ったのならそれは彼の者の繁栄を意味し、枯れれば彼の者の死を意味するという。
金緑樹はその根で世界中の金緑樹と繋がっているという。そんなはずはないが、旅人の生死が樹に現れるというのは興味深い。調べてみる価値はありそうだ。
――――とあるエルフ民俗学者の手記より
お読みくださりありがとうございます。